ホットトイズ DX10 ターミネーター2 T-800 レビュー (後編)です。
前編は
こちら
(Tシャツ)
上着を脱がすと、グレーのTシャツを着ています。前作では2着ありましたが今作ではグレーのもののみ付属します。
(可動性)
腕の関節は90度以上に曲げることができます。前バージョンでは腕の取り外しができるタイプだったのですが、今タイプは腕の外れないタイプに変更されています。

上半身のそらしはそこまでできませんが、前方向へはかなり曲げることができます。

首の可動性は左右は問題なく、上下に関しては上方向へはかなり動きます。反面、下方向にはあまり動きません。

足はズボンがかなりピチピチなので、股関節の可動性はかなり制限されています。しかし本革なので、今後伸びてより可動性が上がる可能性はあると思います。ちなみに、ズボンで見えませんが、長めのブーツを履いているので足の接地性はあまり高くないです。
(前バージョンとの比較)

ヘッドの造形は、DX版のほうがシワが少なく、より若く見えます。前バージョン発売時は全然違和感ないと思っていましたが、劇中の写真と比べるとT2当時はDX版のほうが似ています。ただ、どちらがシュワちゃんのイメージに近いかと考えると、前作の方が似ているような気がします。
ちなみに、これら二つのフィギュアをフィギュアに興味のない人3人に聞いてみましたが、3人とも前バージョンのほうが似ていると答えました。特徴的にシュワちゃんの顔の造形を再現しているのは前バージョンのようです。

革ジャンやズボンはDX版のほうが光沢があり、通常版よりも色艶が良いです。

サングラスを装着すると、正面から見ても大分気にならなくなると思います。前バージョンは歳をとっているように見えますね。
(そのほか適当に)










VS T-1000
DX版のサイバーダイン社襲撃時装備ではT-1000と戦ってはいないのですが、ガトリングガンでT-1000と対決して欲しかったです。ただ、当時のCGでは金がかかりすぎてT-1000のダメージを表現しきれない可能性はありますが。






以上、ホットトイズ DX ターミネーター2 T-800 レビューでした。
(総評)よかったところ眼球可動システムを搭載
サイバーダイン社襲撃の際の武装がほぼすべて付属
ヘッドのCPU取り出しの再現が可能
本革の服装のため、質感及び保存性が向上
気になったところヘッドの正面からのアングルでは、前バージョンの方がシュワちゃん本人に似ていると思う。
ホットトイズからは既にT-800通常版、T-1000、T-1000サラコナー擬態、サラコナーがすでに発売されていますが、DXということもあり、それらを凌駕する衣装、武装など高い仕上がりと充実度でした。
衣装についてはバイカースタイルの革ジャンやズボンは本革仕様というこだわりにより、実際の映画衣装の質感を見事に再現しています。武装もガトリングガン、グレネードランチャー、装弾ベルトなど充実しており、サイバーダイン社襲撃シーンを余すところなく再現できます。頭部はシュワちゃんのT2当時の顔の造形をよく捉えており、眼球可動システムにより、様々なポーズに対応した視線の移動が可能です。また、頭には特別編にあったCPUチップの取り出しシーンを再現でき、前バージョンとの差別化がなされています。
ただ、前バージョンと比較すると、正面は前作の方がシュワちゃんに近く見えます。今回のものもシュワ氏の当時の顔を忠実に再現していると思うのですが、しわが少ない分シュワ氏の特徴を捉えているのは前バージョンのほうで、そのため一見したところ前バージョンの方が似ているように見えるようです。DX版の顔の点で不満が残り、眼球可動などがいらない人は、前バージョンに他メーカーが出しているガトリングガン等の武装を装備させるか、オークションでDX版の武装を入手してもいいかもしれません。
今後はT2シリーズの最後になるであろうT2バトルダメージが控えています。かなり高価ですが、今回のヘッドの造形のこともあり、発売までより本人に近い顔の造形の改修をして欲しいと思います。そしてDX版が頭部のCPU取り出し、次のBD版が最後の場面などに対応するだけあって、できれば少年ジョン・コナーのフィギュアにも期待がかかります。新素体の開発の必要があるのですぐには無理でしょうが、できるならば出して欲しいところです。
それでは今回はこれにて。
ホットトイズ DX ターミネーター2 T-800 BD ver.(ブリスター)(あみあみ)(楽天)(トイサピエンス)
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