ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、メディコムトイ RAH DX マッドギャランのレビューです。
マッドギャランは、ジャスピオンが戦うサタンゴースの息子で、通常は人間体ですが戦闘時にはコンバットスーツ状態に変化します。サタンゴース軍団を指揮し戦闘力も高いのですが、ジャスピオンのように必殺技はありません。物語中盤に一度ジャスピオンに破れますが、魔女ギルザの魔力によって復活しました。しかし物語終盤にジャスピオンと激闘の末に再び破れ、最後の力で巨大化してジャスピオンを攻撃するも力尽き倒されました。
なかなかフィギュア化に恵まれないジャスピオンのキャラなので、どこまで今回作りこまれているか気になります。
それではレビューを始めます。
(全体像)
全身のアーマーはグロスブラック塗装により、サンプルの写真よりも実際には光沢のあるボディに見えました。劇中ではアクション用ではなく光沢の綺麗なスーツがあるようで、今回はそちらを元ににしているようです。身体の各部にあるイエローの玉も濃い目のイエローで塗装されていました。
ヘッドの造型は、サンプル写真や劇中のスーツと比較すると、頭部中央のブラックの部分がフィギュアのほうが狭くなっているように見えました。そのほかはサンプルに近い造型でなされているようです。頭部は劇中では黒一色でわかりにくかった各部のデザインも再現されていました。
頭部の左右の部分は、イエローがかった彩色で再現されていました。劇中ではこの部分は終盤はシルバー塗装でしたが、今回は前半のスーツに準拠しているようです。額のレッドのランプもクリアーパーツの裏側にアルミテープ様のもので処理で裏打ちされているので、反射でランプが明るく見えるようになっていました。
(各部)
胸には劇中通りの彩色のランプ類が再現されていました。
腹部のイエローの球体部分の塗装などもしっかりとなされていました。
アーマー部分の塗装、イエロー部分の塗装も私の購入分は問題なく綺麗に塗装されていました。
(オプション)
ハンドは6種類付属します。これらもボディのアーマーと同じく手の甲の部分や指先がグロスブラックで塗装されています。
ソード
劇中でジャスピオンと幾度となく剣を交えた際に使用したソードが付属します。ソード自体の作りは問題なく塗装も申し分ないです。
もともと劇中で使用した武器が少ないのでオプションも少なめでした。
バイザー交換
ジャスピオンと同様に、頭部は前方が外れ、内部のバイザーを交換できる仕様になっていました。
交換
内部のパーツを交換することにより、発光状態の目を再現できます。反射で見えにくいですが、眼のは中心ほど黄色から白くなり、目の周囲にもうっすらと光が漏れている状態を再現していました。
あと、可動性は宇宙刑事にほぼ同じです。関節が装甲で覆われていないこともあり、素体の可動性を生かしたポージングが可能です。
(そのほか)
VSジャスピオン
劇中では中盤に一度倒される際と最終回付近において、ジャスピオンと激戦を繰り広げましたね。
腕を斬り飛ばされるシーンのまね
中盤での戦闘で腕が斬り飛ばされるシーンのまねです。しかし腕が斬り落とされる演出は、現在の戦隊や仮面ライダーではできないかもしれませんね。
マッドギャラン最終戦より
致命傷を負うマッドギャラン
マッドギャラン「オレは、オレは超生命体だ・・・その超生命体が虫けら同然の人間に負けるはずがない!」
追加※手がジャスピオンのものだったので修正しました。(2014年11月30日)
マッドギャラン「オレは、勝つうぅぅぅぅ!」
追加※手がジャスピオンのものだったので修正しました。(2014年11月30日)
コズミック・ハーレー炸裂
ジャスピオン「プラズマ・ブレーザーソード!」
※追加(2014年11月30日)
コズミック・ハーレー
ジャスピオン「コズミック・ハーレー!」
※追加(2014年11月30日)
コズミックハーレーで大ダメージを受けるマッドギャラン
コズミックハーレーで致命傷を負うも巨大化しようとするシーンのまね
「オレは・・・オレはサタンゴースの息子だ!(途中略)この地球は・・・この地球はわれらのものだ!」
巨大化するも力尽きて元に戻って絶命したマッドギャラン
銀河魔女ギルザ「マッドギャラン様!」
マッドギャランは必殺技はありませんがコンバットスーツをまとったようなライバルは宇宙刑事シリーズでは出ていなかったので、当時はかなり斬新だったと思います。もし今後映画などでジャスピオンが出る機会があるならば、マッドギャランも登場させてほしいですね。なかなか難しいでしょうが・・・
以上、メディコムトイ RAH DX マッドギャラン レビュー でした。
(総評)
良かったところ
サンプルにほぼ準拠した造型と全身のグロスブラックによる塗装での質感再現
アーマーの干渉が少なく可動性は高め
気になった点
肩のアーマーが腕の位置により跳ね上がってしまう
ほとんどが黒一色のボディですが、劇中のスーツのようなグロスブラックで塗装されたアーマーはサンプルよりも光沢があり、デザインもサンプルにほぼ準拠して造型されていました。付け替えハンドや劇中で使用したブレードが付属するので、武器が少ないこともあり劇中の戦闘ポーズには概ねこのセットだけで対応できると思います。ジャスピオンや宇宙刑事と同じくアーマーが関節部分に干渉しにくいデザインのため、可動性は高めでした。
ただ、オプションが少ない分劇中で左手から発するビームのエフェクトパーツなどあればさらに良かったです。あと、肩のアーマーが腕の位置によっては上に跳ね上がってしまうので、干渉しないように改善してほしかったです。概ねはサンプルと比較しても問題はない作りと思われるので、ジャスピオンが好きな人は合わせてディスプレイするために購入してもいいかもしれません。
現在のところメディコムトイからのメタルヒーローシリーズはこれで一旦停止のようですが、スピルバン、メタルダー、ジライヤ、ジバン等の残るメタルヒーローも出してほしいですね。ただ、現在特撮フィギュアは先日予約開始された仮面ライダーBLACKリニューアルなども前バージョンよりもかなり高くなっており、今後より買いにくくなりそうなのが残念です。受注販売ならではの何か特典や割引なども考慮してほしい気がします。
それでは今回はこれにて。