ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、ホットトイズ スターウォーズ ハン・ソロ&チューバッカ セット レビュー(後編)です。こちらはチューバッカのレビューからになります。
(チューバッカ)
(全体像)
チューバッカの大きさは36センチほどあり、劇中の身長を反映して他の1/6フィギュアと比べてもかなり大きくなっていました。 全身の体毛は植毛で再現され、体毛は体の部位ごとの色の違いやふさふさとした質感を十分に再現していました。
(ヘッド)
サンプルと比較すると口の周りの毛がぴったりと張り付いている点は違いますが、劇中ほどではないですが概ねはサンプルに近い状態を再現しています。
ヘッドの体毛は初めからある程度固められており、毛のスタイルが崩れにくいように処理されていました。一方で首あたりの体毛は長めかつ固められておらず、付属のコーム等で好みに合ったスタイリングが可能です。
ヘッド後ろも上部は固められていますが、下部は固められていないのでスタイリングが可能です。
写真ではわかりにくいですが、正面の両腕の肘から上と胸部の左右部分は、劇中やサンプルと同様に他の体毛よりも黒い体毛が多く使用されて再現されていました。さすがに劇中の着ぐるみそのままとはいかなかったようですが、決定版とホットトイズが銘打つだけあって体毛の色の再現にもかなり気を使って作られているようでした。
劇中やサンプル同じく、脚の大腿部も同様に黒色の植毛で体毛の色の違いが再現されていました。
足は体毛で隠れていますが指先もちゃんと再現されていました。脚全体の体毛は長めなので、スタンド等にからませないよう注意が必要です。
(各部)
(オプション)
付け替えハンド ×2 ハンドは平手と銃持ち手のみ付属します。それぞれ手の甲から長めの体毛が植毛されていました。
ヘッドセット
ヘッドセットはハンソロとは違ってそのままセットします。 ただ、体毛がヘッドセットに絡みやすいので、取り外す際は注意が必要です。
ボウキャスター
ボウキャスターはギミックは特にありませんが、伸縮可能の弦やクリアーパーツを使用した照準などつくりもしっかりしていました。
ベルトとバッグ
携帯ポーチはそのまま首にかけて使用します。ポーチの造形は特に問題なく、ベルトの弾薬はそれぞれ取り外すことができます。
ヘビーブラスターライフル
劇中でレイア姫の救出の際に使用したヘビーブラスターライフルがボーナスアクセサリで付属します。今回のボーナスパーツはストームトルーパーセットなどを持っている人はなくても代用が効くのでいいかもしれませんね。
コーム
コームが付属し、これを使用して体毛のスタイリングが可能です。
スタンド
こちらもハンソロのものとネームプレートのみ違うスタンドが付属します。
首の可動域は前後左右とも広く、問題なくポーズに対応できます。
肘は二の腕につくまで曲げることができます。ホットトイズのフィギュアでも、ここまで可動域の広いものはなかなかないですね。
手も手首を起点に45度ほど曲げられます。
腕は、肩から曲げることで正面で両腕が合わせるまで動かすこともできます。
同様に後方にも腕をかなりそうらすこともできます。
ちょっと硬めですが、腕は真上にも問題なく上げられます。
前屈および後屈も可動域ほとんど素体の可動域を妨げずに動かせます。
股は180度は無理ですが、それに近い角度まで両足を広げることができます。
脚自体は前方に90度上がり、ひざはひじほどではないものの150度ほど曲げられます。
足は、前後左右に曲げることが可能で、接地性も高めでした。
ハン・ソロ&チューバッカ
レイア姫救出の際のまね
レイア姫の独房に、チューバッカを移送するふりをして行くルークとハン・ソロのつもり
すでにルークのヘッドが付属するトルーパー変装タイプも発売予定ですが、そのうちハン・ソロバージョンも出そうですね。もちろん限定定価でしょうが・・・。
エピソード5版DXルークとバンダイ12PMのC-3POとともに。ホットトイズからR2-D2が出そうな気はしますが、バンダイから今からでも出てほしい気もします。エピソード5ルークも今後リニューアルで出しそうな気もしますが、最近は眼球可動システムがないフィギュアが多いので、搭載したものにしてほしいですね。
バラバラにされたC-3POを背負って脱出するチューバッカの感じで。劇中のようなものが見つからず、簡素なネットですいません。もう少し色が似ていて大きいものをそのうち見つけて使用したいですね。
最後コックピットでヘッドセットを付けた風写真で。コックピットが発売されたらこれらのフィギュアを入れればかなり飾り映えしそうですが、値段が心配です。
以上、ホットトイズ スターウォーズ エピソード4 ハン・ソロ&チューバッカ レビュー後編でした。
(総評)
よかったところ
ハン・ソロのヘッドは激似ではないものの概ねは雰囲気を再現
チューバッカは全身の体毛は植毛を使用し、体毛の色の違いも再現
ハンソロ、チューバッカともに可動性が高く(特にチューバッカ)幅広いポージングに対応
気になったところ
チューバッカの顔の周りの体毛のサンプルとの違い
まず、ソロはヘッドは当時のハリソンフォード氏に激似というわけではなかったですが、サンプルより改修されており雰囲気は再現できていると思いました。ひじの可動域は90度ですがほかの部分には問題なく、劇中のポーズを多数使用してディスプレイが可能です。
チューバッカは全身の体毛を植毛で再現し、体毛の色の違いも劇中に近くなるようにかなり詳細に再現されていました。また特殊素体で衣装の干渉が少ないこともあり、素体の可動性を最大限に生かしたポージングが可能でした。
気になったのはチューバッカの顔の周りの体毛再現がサンプルから変更されており、私はできればサンプルのままの表現ししたほしかったですね。また今回のボーナスアクセサリ版に付属するアイテムはストームトルーパーを持っている人には流用が効くので、ストームトルーパーを持っている人は同時に同じ武器を持たせてディスプレイしないならば通常版でもいいかもしれません。
オプションは少なめですがそれ以外はかなり完成度は高いと思いますので、それぞれのキャラが好きな方は購入を検討されてもよいかもしれません。今後はオビ=ワン、ベイダー卿、ルーク、レイア、トルーパーの派生型など多数のフィギュアのリリースが予定されています。このシリーズは今後もフォースの覚醒版もあわせると相当数のフィギュアが出ると思いますので、フィギュアの価格もどんどん上昇しているので全部集める予定の方以外はほしいものを厳選していったほうがいいかもしれませんね。
それでは今回はこれにて。