ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、ホットトイズ ジャスティスリーグ ワンダーウーマン トイサピエンス限定版 レビューになります。
(各部)
ヘッドはトレーニング版の眉間のしわはありませんでしたが、バットマンVSスーパーマン版よりも演じるガル・ガドットさんの顔に近くなりました。ただサンプル画像や劇中の写真等を比べると少しほおがこけていることもあり、角度によって少し陰影がつくとあまり似て見えないところがありました。髪の毛とのバランスもあるのでトレーニングアーマー版のようにはいかなかったのかもしれませんが、惜しいですが今後のさらなる改良に期待したいです。
追記
ツイッターでMay'n命 ノア様よりご指摘をいただき、ワンダーウーマンの眉間のしわがあることを確認しました。よって文章を修正致しました。2018年12月12日
頭髪は植毛で再現されており、あらかじめスタイリングされた状態になっていました。ただ動かしていくとだんだん髪型が乱れていくので、気になる人は表面だけでもドール用のワックスなどで整えるのもいいかもしれませんね。
胸部の鎧、左腕の腕輪、ブレスレットなどはバットマンVSスーパーマン版と造形は同じように見えますが、塗装はジャスティスリーグ版にあわせてアップデートされていました。そして肩からかけているストラップはなぜが旧版では劇中と逆だったのですが、今回はちゃんと右肩にかけるように新規のものが付属していました。
スカート部分は旧版とほぼ同じに見え、布製なので可動性の妨げにはならないようになっています。
膝あてから脛、足にかけてのアーマーは旧版に近く見えますが少し形状が異なる新規造形になっていました。旧版と同様にブーツより上は素体の上に取り付けてあり、胸部鎧と同様にゴールドとメタリックレッド塗装も細かく施され、ヘアライン様の加工とキズなどのダメージ塗装も施されていました。
背中の鎧部分も旧版と同じようですが、塗装はブラックのライン等はなくなっておりアップデートされていました。
脚部分後ろのアーマーも前方と同様に塗装造形ともに問題はなく、靴の左右にはウェザリング様の塗装も施されていました。
(オプション)
真実の投げ縄
真実の縄は今回は3つ付属しており、腰に下げるものと、投げ縄状態の2種類が付属します。
旧版と違って投げ縄を止めるストラップのボタンは二か所になっており、よりしっかりと投げ縄をセットできるようになりました。
ハンド一式と交換用ブレスレット
ハンドは旧版と同様に本体の開き手左右のほかに、剣持ち手左右、投げ縄持ち手左右、盾持ち手左が付属します。同様に発動状態のブレスレットも付属します。
ブレスレット用エフェクトパーツ4種類、盾用フック2種類
ブレスレット通常版にはマグネットで銃弾エフェクトパーツをつけることができ、劇中の銃弾をはじいた際のシーンを再現できます。
剣は劇中通りバットマンVSスーパーマン版のものを継承しており、塗装は更新されていますが造形は同じもののようでした。
裏面も同様に造形はほぼ同じようで、ジャスティスリーグ用に塗装されていました。
剣は背面のストラップに通して収納できます。
背中に盾を取り付ける際は、ストラップにフックを取り付けます。
取り付けたフックに盾をセットできます。
スタンド
スタンドはMCUのフィギュアとは違って、映画のロゴマークがあしらわれたジオラマ風になっています。造形は良いですがほかのスタンドよりも高さがあるので、ほかのシリーズのフィギュアと同じ高さで飾れないのが気になる人もいそうですね。
物語のキーアイテムであるマザーボックスも付属します。表面の造形や塗装はしっかりとしており、内部に金属が使われているようで見かけよりも重量がありました。
コート
ワンダーウーマンが「ワンダーウーマン」単独作で身に着けていたローブです。フード縁と前開き部分にワイヤが仕込まれており、ある程度形状を固定することができます。
着せる際は少し複雑ですが、劇中のとおりに着せることができます。この衣装は単独作のほうの衣装ですが、これがあるとそちらのほうの服装も再現することができます。
フードも髪の毛が干渉しますが頭にかぶせることも可能でした。
(可動性)
首は説明書どおりだと前後に20度ほど動かせます。この写真のようにより大きく曲げることも可能ですが、素体のダメージが気になる人は説明書くらいまでにしておいたほうがいいでしょう。
頭部は首もあわせて左右20度、左右の回転については360度回すことができます。
腕は左右には約60度開くことができます。ひじは約100度近くまで曲がりますが、素体へのダメージが気になる人は90度までにしておいたほうが良いかもしれません。
腕は上には約80度、後方には約60度ほど動かせます。ただその範囲でも複数回腕を動かしていると、動かした部分が擦れて表面にダメージを生じることがあるので、少しでも破損させたくない人は腕を前方にはあまり動かさないほうが良いかもしれません。
腕は肩を軸に左右には、内側40、外側に20度動かすことができます。
脚は前方には90度弱、後方には約30度ほど動かすことができます。ひざは90度くらいまで曲げることができます。そして足は前後に20度ほどと左右回転が可能ですが、内側や外側には動かせないので注意が必要でした。
開脚はトレーニングアーマー版などと同等にできます。ただ足の関節の向きを横して左右方向の接地性を向上させることができますが、トレーニングアーマーと違ってすねの鎧とブーツが擦れる可能性があるので、動かす際はその点に注意してください。
(そのほか)
以上、ホットトイズ ジャスティスリーグ ワンダーウーマン トイサピエンス限定版 レビューでした。
(総評)
よかったところ
顔は若干細いが、バットマンVSスーパーマン版よりも本人に近くなった
投げ輪や銃撃エフェクトパーツなど、オプションの数が増加
ボーナスアクセサリのローブで単独作風のディスプレイにも対応
気になったところ
シームレス素体の見栄えは良いが動かす際に素体のダメージが心配
今回のワンダーウーマンはバットマンVSスーパーマンのものよりもヘッドの造形、アーマーに新規造形などがありました。ヘッドは少し細めになったのが残念ですが、旧版からかなり本人に近くなって進化していました。武装は剣と盾に加えて投げ輪が3種類、銃弾エフェクトが付属し、旧版よりもディスプレイの幅が広がった点も良かったと思います。ボーナスアクセサリのローブは単独版でよく使用していたので、ジャスティスリーグだけでなく単独版のワンダーウーマンとしてもディスプレイが可能でした。
気になった点はシームレス素体のため見栄えは良いのですが、肩の部分をいろいろ動かすと表面のコーティング(?)が剥げていくのが残念でした。より強度の高いコーティングなど別の解決法など改良してほしいですね。
ヘッドのクオリティは上昇しており、オプションパーツも増えてバットマンVSスーパーマン版よりも対応できるポーズも増えました。そのため今から1/6スケールでワンダーウーマンが欲しいならばこれでよいと思われます。ただ私はこれでもまあ良いと思うのですが、より高いヘッドのクォリティを求める人は次の映画版が出るならばその時まで待ったほうがいいかもしれません。
ホットトイズからはジャスティスリーグからはバットマン(通常、ナイトメア)、フラッシュ、アクアマンの発売が決まっていますが、残るサイボーグはアナウンスがないままです。映画のほうもバットマン役のベン・アフレック氏、スーパーマン役のヘンリー・カヴィル氏の降板のうわさなども一時あり、このシリーズの今後がどうなるかは不透明です。ただ、ワンダーウーマンやアクアマンはヒットしたこともあり、またこのキャストでジャスティスリーグが集結することを期待したいですね。
それでは今回はこれにて。
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