ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、ホットトイズ アベンジャーズインフィニティウォー キャプテンアメリカ (エクスクルーシブ・ストア by ホットトイズ限定版)レビューになります。
(全体像)
2018年4月20日(金)から開催された「アベンジャーズ エクスクルーシブ・ストア by ホットトイズ」の店頭予約限定アイテムだったアベンジャーズインフィニティウォー版キャプテンアメリカ エクスクルーシブストア版が発売されました。
全体像は今までのキャップとは違いヘッドはひげ面になり、スーツは全体的に暗い色に変更され胸部の星がなくなり破損などが再現されていました。あと身長も約31センチと少しですが大型化していました。
(各部)
キャプのヘッドはいままでなかったひげ面になりましたが、ひげを合わせた顔の輪郭も違和感なく造形されていました。額のしわやひげの細かい塗装、少しボリュームアップした頭髪の形状や塗装も素晴らしく、演じるクリス・エヴァンス氏によく似ている高い完成度でした。
胸部中央の星が取れた、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』からダメージが加わったコスチュームは、素材の違う新規のものが使用されており、破れた部分に鱗状の素材が露出するようになっていました。ただ腹部はシビルウォーと同一の衣装が使われているようで、カラーは違いますが素材も同じようでした。
肩部分もほぼ新規の衣装で形状も問題なく、肩部ベルトも新しくなっておりベルト上部の金具の形状など細かいところまで再現されていました。
腰のベルトも新規のものになっており、ベルトのバックルや左右の小物入れの形状及び塗装も細かく施されていました。
太もも部分ののスーツもシビルウォー版と素材とデザインが違う新規のものになっており、中央のラインなどデザインも劇中とそん色なく再現されていました。
膝あては新規のものが使用されていますが、ブーツはシビルウォー版とほぼ同じように見えます。ただ塗装は変更されており、細かい部分の精度がシビルウォー版よりも上がっているように見えました。
背中のスーツも新素材でシビルウォースーツの形状を再現していますが、背中のベルトと金具は劇中に合わせて形状が変更されていました。
脚背面のスーツ形状、ブーツ塗装も問題ない仕上がりでした。
シビルウォーキャップと比較
シビルウォーキャップと比べると、インフィニティウォー版キャップのほうが一センチ弱背が高くなっています。スーツは腹部周辺とブーツ部分は共通のようですが、そのほかの部分はベルトや肩のバンドを含めて素材が違うため新規のものになっていました。
ヘッドの違いは一目瞭然ですが、造形塗装技術が向上して以前よりさらに本人に近い造形塗装が可能になっているようでした。
(オプション)
ワカンダ・シールド(×2)
ワカンダシールドは両端と先端を引き延ばすことにより、劇中通り展開状態を再現することができます。シールド表面にはウェザリング塗装も施されており質感も十分に再現されていました。
シールドは左右で持ち手の形状が違い、裏部分の塗装も手抜かりなく施されていました。
シールド中央部分は少し上に引き上げてから、シールド展開から戻すことができます。
プロキシマ・ミッドナイトの槍
劇中序盤ではヴィジョンとスカーレットウィッチを襲撃してキャップ、ブラックウィドウ、ファルコンに撃退され、終盤でも女性メンバーと対決したプロキシマ・ミッドナイトの槍が付属します。先端の刃部分や先端部の形状も劇中に準拠して作られています。
差し替え用ハンドパーツ(×6) が付属します。形状はシビルウォー版とは違い、塗装も変更されていました。
スタンド
スタンドはほかのアベンジャーズと同一の形状のものが付属し、説明書ではフレキシブルピラーの支柱が載っていましたが製品では通常の支柱が付属していました。
DX版限定:コーヴァス・グレイヴの槍
劇中ではプロキシマとともに序盤に襲撃に加わりキャップと交戦し、後半でも対決したコーヴァス・グレイヴの槍が限定として付属します。プロキシマの槍よりも長く大型で、各部の塗装も精密になされており軽微なダメージを塗装も施されていました。
アウトライダーの死骸
限定版には劇中の大多数登場したアウトライダーの死骸のスタチューが付属します。体表の形状や塗装も問題なく、口の中の造形や塗装もしっかりと施されており出来は良いと思います。
特製DX台座
今回はワカンダの地表の台座シートが付属し、アウトライダーの死骸を横にセットしてディスプレイすることができます。
(可動性)
ヘッドと首は分割されていないのと首回りのスーツがきついため、動かしても戻ることが多く前後左右にはあまり可動域はありませんでした。
左右の回転は問題なくでき、360度の回転が可能でした。
スーツの素材が固いためか、腕は左右には約80度近くまで上げるのが限界でした。
腕は上には約100度前後までは何とか上がりましたが、私の購入分ではこれ以上は戻ってしまうため限界でした。
ひじは120度以上曲げることができますが、曲げる際に袖が上がってしまい関節が見えやすくなるため、気になる人はその都度袖を下に引っ張る必要があります。
腹部はシビルウォー版と同じくスーツが布製部分なので、前後には約45度ほどまでは前後に動かすことができます。あと写真でも外れていますが、背中のバンドは腕や胴体を動かす際にボタンが外れることがありました。
上半身は腰を軸に左右にも45度くらいまでは回転できました。ただ腰を動かすとズボンが下がり腹部のスーツがの下部が露出してしまうため、気になる人はその都度引き上げる必要があると思います。
脚は前方には衣装の干渉があり45度前後が限界で、ひざは約120度以上曲げることができました。
脚は衣装の干渉で左右に約60度ほど開脚が限界で、足先はシビルウォー版と同じ接地性でした。
(そのほか)
アベンジャーズ地球組
宇宙アライグマと木追加版
ホットトイズのフィギュアの地球組は残りはウォーマシンマーク4、バッキーが発売予定で、スカーレットウィッチやヴィジョン、ファルコンは今のところ未定ですね。ヴィジョンたちは出ても前のカラバリに近くなると思いますが、劇中の結末を考えると限定でも出る機会はあってほしいですね。
以上、ホットトイズ アベンジャーズインフィニティウォー キャプテンアメリカ (エクスクルーシブ・ストア by ホットトイズ限定版)レビューでした。
(総評)
よかったところ
ヘッドは顔の造形、ひげ、髪の毛など前作版以上に本人に近く再現
衣装は前作版と共通部分もあるが、大部分は素材を変更して劇中スーツの質感と形状を見事に再現
オプションパーツは変形可能なワカンダシールドや大型の槍二本など数は少ないがよく作りこまれていた
気になったところ
スーツの素材の変更もあり、前作版より可動性は下がった
今回のフィギュアは劇中のひげ面のキャップの顔、スーツの再現度は高く、一部前作版と共通部分はあるものの大部分は素材を変更して劇中に近いフォルムを再現していました。オプションパーツは少なめですがワカンダシールドのギミック、大型の槍などが付属し、どちらも造形塗装ともに高い完成度でした。一方気になったことは、シビルウォー版と衣装の素材が変更されたことで、各部の可動性が下がってしまったのが残念でした。また今回は劇中ではマスクをつけなかったのですが、その代わりに歯を食いしばった表情のようなもう一つのヘッドがあればさらに良かったですね。
可動性が下がってしまったのは残念ですが、劇中のフォルムをよく再現しておりヘッドもサンプルよりも本人に近くなっているので、インフィニティウォー版キャップが欲しい人であまり大きく動かさない人や通常版で槍が一本ないのが納得できるのならばおすすめできるフィギュアだと思います。今回はイベントに参加できたので私も買えましたが、キャップのようなアベンジャーズメインヒーローのフィギュアは限定でもコミコン2018限定品のようにイベント後遠方でもネットで買えるように今後はしてほしいですね。
今後はホットトイズからはアイアンスパイダーがインフィニティウォーからは出る予定ですが、残るアイアンマンマーク50、ストレンジ、サノスなどの発売も待たれます。
それでは今回はこれにて。
ホットトイズ キャプテン・アメリカ(駿河屋)(楽天)
ホットトイズ バッキー・バーンズ(楽天)(駿河屋)
ホットトイズ ブラックパンサー(駿河屋)(楽天)
ホットトイズDIECASTウォーマシンマーク4(楽天) (駿河屋)
ホットトイズ サノス (楽天)(駿河屋)
(関連レビュー)
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(キャプテンアメリカ関連)
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