ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、ホットトイズ アベンジャーズ・インフィニティウォー ドクターストレンジのレビューです。
(全体像)
単独映画版「ドクター・ストレンジ」に続いて、「アベンジャーズ・インフィニティウォー」に登場したドクターストレンジがホットトイズよりフィギュア化されました。まずはマントなしの状態です。見た目は単独版とほぼ同じに見えますが、衣服は単独版に比べてより体型に合わせた調整がなされているようでした。また、各部のマークの色がよりはっきりとしたブルーに変更されていたり、腰巻の紐の色が違ったりと細かい部分で変更がなされていました。
(各部)
ベネディクト・カンバーバッチ氏演じるドクターストレンジのヘッドです。単独映画版と比べるとより全体的にふっくらとしており、額のしわなどより詳細に再現されていました。
頭部の塗装や造形も問題ない仕上がりでした。
衣装は前開きの部分が単独版よりも詰まっており、模様の色がはっきりとしたブルーに変更されてより鮮やかに見えるようになっていました。
腰巻部分は形状はほぼ同じに見えますが、上部のひもなどはより濃いブラウンカラーのものが使用されており、腰巻下部のベルト(?)もブルーがかったカラーに変更されていました。
下部分も模様がはっきりとしたブルーカラーになっており、衣装の形状も少し調整されているようでした。
ブーツは形状は同じですが、巻かれた布やウェザリング塗装まで手抜かりなく施されていました。
腕カバーは前作版とは違う新規の模様になっており、より細かいカラーパターンを再現していました。
袖の生地は前作版と同じようでした。
背中には磁石が備え付けられており、さらに背中の縫製も問題ありませんでした。
後方下部の縫製及びデザインも問題ない仕上がりで、縫製等もしっかりとしていました。
(オプション)
ハンドは本体接続の開き手に加えて、握り、剣持ち手、開きが左右、ポーズ手6種類の計13個付属していました。さらに、グリーンの魔法円が中型、小型がそれぞれ2つずつ、オレンジ魔法円が2種類4個付属していました。
アガモットの目(通常、開放状態)、スリング・リング
アガモットの目は単独映画版とほぼ同じものが付属していました。スリングリングは前作版同様に腰や手に付けることができますが、前作版よりも柔らかく腰巻きに下げる際は外れやすく感じました。
オレンジの魔法円
大型の魔法エフェクトパーツは前作版と同様のものが付属します。
オレンジの魔術パーツ
新規の魔法エフェクトは、開き手の中指と人差し指などにひっかけて装備できます。
オレンジの魔術エフェクトパーツ(デュアル)
エフェクトパーツは開きハンドパーツにセットしてディスプレイできます。ただあまり安定性は良くないので、長く装備したまま飾るのならば何かで固定したほうが良いかもしれません。
魔術を帯びた紐
魔術の剣
対サノスに使用していた魔法の剣と魔術を帯びた紐が付属します。
魔術の剣は燃えさかる炎の形状を模したデザインになっていました。剣は専用の左右ハンドに持たせることができます。
紐にはオレンジの塗装と少しウェザリングが施されており、表面に呪文様の文字が造形されていました。
エフェクトパーツは腕にセットした後に開き手を接続します。 ただ手をパーツの隙間に横から差し込んでから腕に接続する必要があるので、パーツにひっかかったりするので少し手間かもしれません。
スタンド
スタンドはインフィニティウォーフィギュア共通の台座が付属します。支柱のフレキシブルピラーは、ソーよりも小型で曲げやすいものが採用されていました。
バックボード
劇中での分身前の千手シーンがデザインされたバックボードが付属します。この前にフィギュアを立たせて、劇中をイメージしたディスプレイができます。ただこのボードを支えるものは付属していないので、安定して飾るならば支える支柱などが別途必要です。
マント
今回のマントは単独版よりも小型化かつ薄くなっており、体型によりフィットしやすくなっていました。単独版と同じく縁にはワイヤが仕込まれており、ある程度形状を変えることもできました。
マントには3か所にマグネットが仕込まれており、背中、胸部左右それぞれに接続することで体に沿わせてマントを装着させることができます。
マント装備状態
マントとそのほかフル装備状態です。マントが小型化及びマグネットのおかげで、より体型にフィットしたシルエットになっていました。
(可動性)
可動性については私の購入分では前作版とさほど違いは見られなかったので、確認したい方は前作版レビューを参照願います。
ホットトイズ ドクターストレンジ レビュー
(比較)
フル装備状態での単独映画版とインフィニティウォー版の比較です。マントの形状が整えられ、シルエットはかなりスリムになりましたね。
マントは共通した生地が使用されているようですが、小型化に伴ってデザインも少し変更されていました。
ヘッドの違いは、頭部の大きさ、髪型、首の長さなどありますが、単独版は顔が少し骨ばっておりIW版のほうがより丸みを帯びているうえに眉間のしわがより細かくなっていました。ただちょっと痩せては見えますが単独版も似ていないわけではないので、単独版のほうが好きな人もいると思います。
素体の大きさはほぼ同じようで、単独版が顔が小さく少し首が長く見えます。
上半身の衣装の前の閉まり方以外には、胸部左右やすその模様の色がよりはっきりとしたブルーに変更されている点がありました。
下半身部分の衣装も同様に、模様のカラーの違いがありました。
袖部分は同じ生地のようですが、腕カバーはデザインが異なっていました。
ブーツの形状や巻きつけたブルーの布も同じ仕様でしたが、靴底のゴムの色はIW版はより明るいカラーに変更されていました。
背中上にはIW版にはマグネットの形が浮きあがっており、腰巻は紐やベルトなど一部が異なっていました。
ブーツの形状はほぼ同じですが、ブーツ後ろの紐がIW版より単独版のほうがカラフルでした。
仲間と
アイアンスパイダーとも撮りたかったのですが、現在修理対応中のため通常スーツ版で代用しました。あとはマーク50、サノスの発売が待たれますね。
以上、ホットトイズ アベンジャーズ・インフィニティウォー ドクターストレンジ レビューでした。
(総評)
良かったところ
ヘッドは新規造形されたものが付属
マントが改良され、本体によりフィットして装着可能
魔法のエフェクトなどが多数付属し、劇中の戦闘イメージしたディスプレイが可能
気になったところ
ブーツの可動域は単独映画版と同じ
今回のドクターストレンジは、まずヘッドが新規のものになっており単独版よりも大型化してしわなどもより詳細に再現されていました。 さらにマントとの形状改善と本体にマグネットが仕込まれることにより、前作版よりも体にフィットして装着できシルエットもより劇中に近くなりました。あとは何といってもオプションパーツが豊富で、特に魔法円等のエフェクトパーツと組み合わせて多数の戦闘ポーズでのディスプレイが可能な点も魅力だと思います。
気になったのはブーツの可動部位が改良されていないので、接地性はあまり高くなかったということでした。
単独映画版も良かったと思いましたが、ヘッドの改良、マント改良によるシルエットの改善、多数のエフェクトパーツの付属もあり、プレイバリューは高いと思います。単独版のヘッドの髪型や形状が気に入っている人もいると思いますが、現在は値段が高騰しており今買うならばIW版のほうがよさそうですね。
今後ホットトイズのフィギュアは、インフィニティウォーからはサノス、そしてアイアンマンマーク50などが控えています。ほかにもウォーマシンマーク4、バッキーなどまだまだ発売は続きますが、そろそろエンドゲームのフィギュア情報も少しずつでいいので公開してほしいですね。 今後アベンジャーズにストレンジが出るかはわかりませんが、単独映画版の続編などまた活躍できる機会があってほしいです。
それでは今回はこれにて。
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