映画「東京喰種(トーキョーグール)S」感想レビュー - ヒーローフィギュアをレビュー!

映画「東京喰種(トーキョーグール)S」感想レビュー

tokyo001今回は映画「東京喰種(トーキョーグール)S」の感想レビューです。
※完全なネタばれなので、これからご覧になる方はご注意下さい。






「石田スイ」先生原作のコミック
「東京喰種(トーキョーグール)」の実写映画版第2弾
「東京喰種S」を鑑賞しました。

以下が「あらすじ」と「感想」です。

※完全なネタばれなので、これからご覧になる方はご注意下さい。

また、
うろ覚えのため実際の作品の内容と異なる記載がありますがご容赦願います。

本作は
R15+のため、
以下の内容には過激な表現が含まれています。 

「東京喰種」に関しては、
現時点では原作は未読で、TVアニメ版のみを視聴した状態である事も御了承下さい。

tokyo002


(あらすじ)

ここは人間を食料とする怪物「「喰種(グール)」が存在する世界。

ある夜、
仕事を終えて高層階の部屋に帰宅した人気モデル「マーガレット(演:マギーさん)」は、
グロテスクな仮面を被った「喰種」「月山 習(演:松田翔太さん)」と遭遇する。

「月山」は右腕からドリル状の「赫子(かぐね)」「甲赫」を出現させ、壁に突き刺す。

恐怖の余り床に座り込む「マーガレット」に「月山」は歩み寄り、
初めて彼女のオッドアイを目にした時から惹きつけられと語り掛ける。

次の瞬間、
「月山」は「マーガレット」の両眼をえぐり出し、眼球をゆっくりとほおばっていく。

ご満悦の「月山」は、足元で悶え苦しむ「マーガレット」を部屋の窓から蹴り飛ばしてしまう。

そのまま「マーガレット」は大勢の通行人が行き交う路上に叩きつけられ即死する。

「マーガレット」の事件は即座に「喰種」の犯行として報道され、
研究家の「小倉久志(演:ダンカンさん)」は、
現場の状況から「美食家(グルメ)」と呼ばれる「喰種」の仕業であるとコメントする。

その番組を、20区にある喫茶店「あんていく」で
「霧嶋董香(以下「トーカ」)(演:山本舞香さん)」と
「笛口雛実(以下「ヒナミ」)(演:桜田ひよりさん)」は視聴していた。

「トーカ」は「ヒナミ」の頭を優しく撫でて
「つまんないね…」
と話し掛ける。

その様子を、
「金木研(以下「カネキ」)(演:窪田正孝さん)」は店内の床掃除をしながら見守っていた。

マスターの「芳村(演:村井國夫さん)」より仕事を切り上げる様促された「カネキ」は、
「トーカ」と共に店を後にする。

「カネキ」は「ヒナミ」が立ち直った様で安堵したと語る。

それに対し「トーカ」は、
つい先眼前で母親を殺害された「ヒナミ」が、そんなに早く立ち直れる訳がないと反論する。

2人は「CCG(喰種対策局=Commission of Counter Ghoul)」による
「喰種」の駆除が行われた直後の現場の傍を通りかかる。

「トーカ」は不用意な行動を取る「喰種」のせいで面倒事が増えると愚痴る。

かたや「カネキ」は、
「この調子ならすぐにでもグルメを発見できそうです」
と報告するCCG捜査官の言葉を耳にする。

「カネキ」と「トーカ」はそのまま人気のない場所へと辿り着く。

「カネキ」の希望により「トーカ」が稽古をつける事になっていたが、
「トーカ」は「カネキ」に強くなりたい理由について尋ねる。

「誰かを守りたいからか?」
という「トーカ」の問い掛けに「カネキ」は、
「それもあるけど…もう誰も傷ついてほしくないし、傷つけたくないからかな…」
と答える。

「トーカ」は高所から勢いよく駆け降り、
「カネキ」もそれに続こうとするが失敗してしまう。

そこから組み手が始まるが、
「カネキ」は「トーカ」に圧倒されるばかりであった。

「トーカ」は「赫子」を出す様促すが「カネキ」は従おうとしない。

すると「トーカ」は自らの「赫子」「羽赫」を出現させ羽根を放つ。

「カネキ」は腕に刺さった羽根を引き抜く。

程なく「カネキ」の傷が治癒していく様子を眺めながら
「化け物並みの回復力だな…」と「トーカ」は囁く。

さらに「トーカ」は
「あんたはもう普通の人間じゃない…半分は『喰種』なんだよ」
と続ける。

「トーカ」は「カネキ」に、
彼の親友の「永近英良(以下「ヒデ」)(演:小笠原 海さん)」が
自分達の正体を知った時は始末すると忠告し帰って行く。

後日「上井大学」内で「カネキ」は、
先日の「マーガレット」の事件について熱心に語る「ヒデ」の姿を複雑な面持ちで見つめていた。

同じ頃、
高校の教室の昼食時間に「トーカ」は
友人の「小坂依子(演:森 七菜さん)」と向かい合わせに座っていた。

水しか口にしようとしない「トーカ」に「依子」は、
自分の弁当のおかずを差し出すが拒否される。

「トーカ」は「依子」に対し、
自分以外に友人を作らないのかと尋ね、相手を困惑させてしまう。

場面変わってここは「喰種」「イトリ(演:知英さん)」が14区で経営するバー
「ヘルタースケルター」。

来店した4区の「HySy ArtMask Studio」のマスク職人「ウタ(演:坂東巳之助さん)」と
入れ違いに、1人の男が去り際に
「約束だよ」
という言葉を残し退店する。

先程の客と何の約束を交わしたのか興味津津の「ウタ」に、
「イトリ」は「カネキ」を連れてくれば教えると告げる。

翌日の朝、
「月山」は豪邸で双子の合挽き肉のソーセージを食し、ご満悦の様子であった。

同日「トーカ」は学校を欠席していた。

教室では、
授業中「トーカ」の席を寂しそうに見つめる「依子」の姿があった。

「あんていく」の店番をしていた「カネキ」は、
「トーカ」に欠席の事を尋ねるが無視される。

するとそこに「月山」が来店する。

「月山」に馴れ馴れしく話し掛けられた「トーカ」は、
途端に拒否的な態度を取る。

互いに顔馴染みの2人に置き去りにされ戸惑う「カネキ」は、
「月山」の事を「トーカ」に尋ねる。

「トーカ」は
「20区の厄介者だ…」
と皮肉を込めて答える。

「月山」は、水を持って来た「カネキ」の匂いに興味を持つ。

そんな「月山」に対し「トーカ」は、
「邪魔しに来ただけなら、気持ち悪いからとっとと帰れ!」
と言い放つ。

仕方なく「月山」は「カネキ」の名前だけ聞き出し店を出る。

その日の晩、
「月山」は夕食に出された料理を途中で口にしなくなる。

翌日、
大学内で1人読書に没頭する「カネキ」の前に「月山」が現れる。

そのまま向かいの席に座った「月山」は、
「カネキ」の持っている「高槻泉」の著書の事を話題にする。

読書が趣味で、辛い時フィクションに没頭する事で乗り越えて来たと語る「月山」に、
「カネキ」は親近感を覚える。

「月山」は、
「高槻泉」がよく訪れる喫茶店があると告げ、翌週の日曜日に待ち合わせの約束を交わす。

「月山」が去った後、
大学の正門前で「四方蓮示(演:柳 俊太郎さん)」が「カネキ」を待ち構えていた。

「イトリ」から執拗に依頼されていた「四方」は、
「カネキ」を「ヘルタースケルター」へと連れて行く。

店のカウンターに着席した「カネキ」は緊張で硬直状態となる。

そんな「カネキ」に「ウタ」は、先日制作したマスクの事を尋ねる。

「カネキ」は大変役立っているとぎこちなく答える。

すると「イトリ」は、
「カネキ」に血液のカクテルを差し出す。

「カネキ」は「イトリ」に急かされ、やむなくカクテルを口にする。

すると「イトリ」は「カネキ」の左目を覆う眼帯をはぎ取ってしまう。

「カネキ」に代わって抗議する「四方」をよそに、
「イトリ」は店内に「喰種」しかいない事を告げ「カネキ」を安心させようとする。

警戒する「カネキ」に対し「イトリ」は、
彼が「半喰種」となった元凶である「神代利世(以下「リゼ」)」の死の真相について囁く。

「リゼ」が落下して来た鉄骨で潰された時、
現場に1人の人影を目撃したという証言者いた事を聞かされ、「カネキ」は激しく動揺する。

そんな「カネキ」に「イトリ」は、
それ以上の真相について知りたければ、
交換条件として「喰種」専門のレストランについて調査する様要求する。

「喰種レストラン」については「月山」が熟知していると説明された「カネキ」は、
条件を飲む事にする。

待ち合わせ当日、
「カネキ」は「月山」と約束の喫茶店を訪れる。

「月山」は持参した貴重な文献を「カネキ」に差し出す。

「カネキ」は夢中で文献を読み始める。

すると「月山」は
お薦めの箇所があると「カネキ」の手にした文献を引き寄せようとする。

その際「月山」は「カネキ」の手に切り傷を負わせる。

「月山」はハンカチを差し出し、止血するまで押さえる様薦める。

言われるがまま「カネキ」はハンカチで傷を覆う。

その合間に「月山」は、
幾多の文献を読破する事により、
様々な事象に関して真髄を究めてきたと熱弁を振るう。

そんな中、
食に関する探究心だけは未だ尽きないと語る。

「月山」から食事に関する興味を尋ねられた「カネキ」は、
戸惑いながら興味がないと答える。

すると「月山」はそんな「カネキ」を、
自分の行きつけのレストランに招待すると提案する。

「カネキ」でも気に入りそうなメニューを用意すると語る「月山」の提案を、
「カネキ」は受ける事にする。

手の傷が塞がった事を確認後、
「月山」は「カネキ」の血の染み着いたハンカチを洗うと言う名目で、
手洗いへと向かう。

洗面台の鏡に向かいながら「月山」は、
今は食欲を自制する様自らに呼び掛ける。

そのまま先程のハンカチを嗅ぎ始めた「月山」は、
興奮しうめき声を上げる。

喫茶店を出た「カネキ」と「月山」は、
話題のレストランへと向かう。

その様子を窺っていた1人の男が、
「CCG」へ通報する。

日も暮れた頃、
「カネキ」と「月山」は、
7区にある工場と思しき外観の「喰種レストラン」の前に辿り着く。

「月山」が入口で呼び出すと、
1人のボーイが現れる。

「月山」はボーイに「カネキ」を本日のゲストと紹介する。

「月山」は、
店内で合流する旨を告げ去って行く。

残された「カネキ」はボーイに案内され入店する。

店内の一室に通された「カネキ」は、
そこでシャワーを浴びて、用意された服に着替える様ボーイに説明される。

言われるがまま着替えた「カネキ」は、
待機していたボーイにより、大勢の「喰種」が賑わう広間へと通される。

そこでは「喰種」達が楽しげに、
人間を材料にした料理を味わっていた。

さらに「カネキ」の眼前で、
中央の解剖台に載せられた人間の男性が、
無残に解体されて行く。

怯える「カネキ」をよそに、
「喰種」達は歓声を上げる。

すると「カネキ」は2人のボーイに拘束され、
そのまま先程の解剖台に載せられてしまう。

するとそこに仮面を被った「月山」が現れ、
「カネキ」を食材として「喰種」達に紹介する。

「月山」は「カネキ」の事を「喰種」でありながら人間の香りがする食材と語り、
先程のハンカチを他の「喰種」達に差し出す。

ハンカチの匂いを嗅いだ「喰種」達は、皆興奮状態となる。

その様子を眺めていたピエロの仮面を被った1人の男が、
自らの腕時計で時刻を確認する。

解剖台の上に押さえつけられた「カネキ」は、
ボーイに眼帯をはぎ取られ、そのまま大なたで首を切り落とされそうになる。

しかし間一髪、
乱入した「月山」によってなたを手にしたボーイは、
天井の扇風機へと放り投げられこま切れとなる。

「月山」は「カネキ」の隻眼を凝視し、
困惑した様子であった。

するとその時、
会場の扉が破られ、「CCG」の部隊が突入して来る。

「喰種」達は次々に「CCG」によって駆逐されて行く。

どさくさに紛れ身を隠した「カネキ」は、
「CCG」の中に、
先日交戦した「亜門鋼太朗(演:鈴木伸之さん)」の姿がある事を確認する。

「亜門」が二刀流のクインケで「喰種」達を切り裂く中、
「カネキ」と「月山」はその場から逃げ去る。

先程の「ピエロ」の男も既にその場にはいなかった。

しばらく後、
「カネキ」は「あんていく」の事務所で目を覚ます。

「マスター」は、
独断で危険な場所に向かった事について「カネキ」に注意する。

「喰種レストラン」での光景が忘れられない「カネキ」は、
大勢の「喰種」が快楽的に人間を殺して食していたと嘆く。

それに対し「マスター」は、
「君は食材になった牛や豚をかわいそうだと思った事があるかい?」
と尋ねる。

「ありません…」と答える「カネキ」に「マスター」は、
「喰種」は人と違い、
生きるための糧を得るため、自らの手を汚すという道を皆が通らなければならないと告げる。

さらに「マスター」は、
骸の上を平気で歩いて行ける程「喰種」は強くはないため、
次第に命を奪っている事実を直視しない様になり、
やがて命の尊厳が分からなくなってしまうと語る。

「だけど君の出会ってきた『喰種』は、みんなそんな人達ばかりだったかい?」
と「マスター」に問い掛けられた「カネキ」は、
「いいえ」と即答する。

今後は1人で抱え込まず、自分達を頼る様優しく諭し、
「マスター」は事務所を出る。

「カネキ」と「マスター」の会話を黙って立ち聞きしていた「トーカ」は、
「マスターの言っている事は正しい。『喰種』にだって善人がいるんだよ。
だけど、そうじゃない奴の方が圧倒的に多い…人も、『喰種』も…」
と「カネキ」に語る。

「カネキ」と「トーカ」が店先に行くと、
丁度そこに「依子」が入店して来る。

急に登校しなくなった「トーカ」が気掛かりだった「依子」は、
手作りの総菜を「トーカ」に差し出す。

何とかして「トーカ」の助けになりたいと語る「依子」は、
しつこく総菜を「トーカ」に差し出す。

苛立った「トーカ」が振り払ったため、
総菜は床に散乱する。

「依子」は、
「ごめん…いらなかったよね…」
と落ち込んだ様子で店を飛び出す。

「トーカ」は床の総菜を拾い集め、
心配そうな様子の「カネキ」に
「見んな…」
と漏らす。

「あんていく」を出た「カネキ」は、
罵声が聞こえた方向に目を向ける。

するとそこに、
3人の「喰種」にリンチを受ける
「西尾 錦(以下「ニシキ」)(演:白石隼也さん)」の姿があった。

一瞬そのまま立ち去ろうとする「カネキ」であったが、
結局3人組にリンチをやめるよう促す。

逆上した3人は「カネキ」に襲いかかるが、
「トーカ」に受けた特訓の成果により、
「喰種」達は瞬く間にねじ伏せられてしまう。

「カネキ」は先日の恨みつらみを漏らす「ニシキ」を抱えて彼の自宅へと連れて行く。

するとそこから、
「ニシキ」の恋人の「西野貴未(演:木竜麻生さん)」が飛び出して来る。

「カネキ」は「ニシキ」を部屋のベッドに寝かせると、そのまま帰ろうとする。

すると背後から「貴未」に
「あなた『喰種』ですよね?」
と呼び止められる。

「カネキ」は人間でありながら「喰種」である「ニシキ」と同棲し救おうとする「貴未」に
「怖くないんですか?」
と尋ねる。

「カネキ」の質問に「貴未」は
「私はたまたま人間に産まれたから、綺麗な生き方ができただけで…
もしも『喰種』に産まれていたら、私も人間を殺して食べていたと思います…」
と答える。

「貴未」の言葉を聞いた「カネキ」は、
「ニシキ」のために食料を提供する事を約束する。

「あんていく」に戻った「カネキ」は、
保管場所から人肉の包を持ち出そうとして、「トーカ」に見つかってしまう。

事情を説明する「カネキ」に対し、
「トーカ」は「ニシキ」に受けた仕打ちを持ち出し反対する。

その時、
誰かが出入りする気配を感じ、2人は店先へ向かう。

店のカウンターには一枚のメッセージカードが置かれ、
「貴未」を誘拐した「月山」から「カネキ」を呼び出す内容が記されていた。

「貴未」の身を案じる「カネキ」に「トーカ」は、
人間に「喰種」である事を知られるリスクを訴え無視する様促す。

そこに「ニシキ」が現れ、「貴未」の行方を尋ねる。

「カネキ」から「月山」の企みを知らされた「ニシキ」は
「貴未」を救出に向かおうとする。

満身創痍の状態でありながら
「貴未」を何としても助け出そうとする「ニシキ」の姿を目の当たりにした「カネキ」は、
共に指定場所へと向かう事にする。

「カネキ」は引き留めようとする「トーカ」に一言詫び、
「ニシキ」を抱えて店を出る。

「月山」は招待場所の教会で「カネキ」を待ち構えていた。

「月山」は、
目隠し状態で講壇に横たわる「貴未」を、
スパイスとして「カネキ」に食べさせようと目論んでいる事を語り出す。

「カネキ君が食べながら、カネキ君を食べたい!」
と叫ぶ「月山」の姿に、「カネキ」は思わず
「変態だ…」
と漏らす。

すると「月山」は「カネキ」を締め上げ、
「変態?心外だな。こうさせたのは君だよ…」
と言い放ち、そのまま教会の壁に叩きつける。

一方「ニシキ」は「貴未」の元に向かおうとするが、
「月山」に払い除けられてしまう。

「カネキ」は単身「月山」に攻撃するが、
まるで太刀打ちできない。

圧倒的に不利な状況の「カネキ」と「ニシキ」を前に、
「月山」は勝ち誇った様子で2人を挑発する。

するとその時宙を舞いながら現れた「トーカ」が、
「月山」の不意を突いて一撃を加える。

「トーカ」は被っていたラビットの覆面を脱ぎ捨て、
「何にも食えねえようにバッキバキにしてやる!」
と「月山」に言い放つ。

「月山」も「トーカ」の蹴りを受けて破損した覆面を脱ぎ捨てる。

「カネキ」と「トーカ」は2人がかりで「月山」に挑む。

「月山」は余裕綽々で2人を圧倒する。

やがて、
追い詰められた「カネキ」は、右腕と左足の骨を折られてしまう。

骨折の音を聞き、「月山」はさらに興奮する。

一人「月山」に挑む「トーカ」であったが、
背後から「月山」の「甲赫」に貫かれ、戦闘不能に陥ってしまう。

身動きの取れない「カネキ」に詰め寄る「月山」は、
「カネキ」の腹部に自らの指を突き刺す。

吐血し絶句する「カネキ」をよそに、
「月山」は鮮血に染まった自らの指をゆっくりと舐める。

「トレビアン…ちくしょうっ!何て事だ!想像以上だ!
だが、まだだ…これでカネキ君を終わらせたくはない…」
と興奮状態の「月山」は、
「カネキ」を講檀の前に設けた食卓に着席させる。

「貴未」を食べる事で、
より「カネキ」の味が引き立つと語る「月山」を、「カネキ」は
「人の命を…何だと思っている…」
と非難する。

それに対し「月山」は笑みを浮かべながら、
「人を喰う事は僕等に許された快楽じゃないか…
僕等は等しく肉袋…人間の方が多くの命を奪っている…
だけど人間と違うのは僕等は人間しか食べない…」
と語り掛ける。

「月山」は「カネキ」に食べさせるため、
気絶している「貴未」の肩をさらけ出すが、
そこに一つの噛み跡を見つけ嫌悪感を示す。

するとそこに「ニシキ」が割り込み、「貴未」を救おうとする。

逆上した「月山」は「ニシキ」を払い除けるが、
勢い余って「カネキ」も吹き飛ばしてしまう。

「ニシキ」は床を這いながら「貴未」との間に起きた出来事を思い起こす。

「ヒデ」を殺そうとして「カネキ」に反撃され重傷を負い、
命からがら自宅に戻った所、「貴未」が戻って来る。

「ニシキ」の様子を見た「貴未」は病院に行く様促すが、
「ニシキ」は「赫眼」の状態になり
「喰わせろ!」
と「貴未」に迫る。

一瞬硬直した「貴未」であったが、すぐに落ち着きを取り戻し、自ら肩をさらけ出す。

「貴未」は
家族全員を失い生きる気力を失っていた頃「ニシキ」と出会い、
それにより救われたと優しく語り掛ける。

「ニシキ」は一旦「貴未」の肩に噛みつくが、
結局思い止まり
「喰えねえよ…」
と漏らす。

「月山」は床に散らばった食器を元に戻すが、
再び「ニシキ」に台無しにされてしまう。

憤慨した「月山」は、床に踏みつけた「ニシキ」を
「鬱陶しい!」
と叫びながら「甲赫」で幾度も突き刺す。

その頃、
「カネキ」は床を這って倒れている「トーカ」の元に辿り着く。

「カネキ」は「トーカ」に、
「喰種」は人間の肉を食べれば体力が回復するのかと尋ねる。

ボロ雑巾同然になりながら、
「ニシキ」は尚も「貴未」の元に向かおうとするが、
再び「月山」に払い除けられてしまう。

その時
「月山!」
という「カネキ」の声の先に「月山」が視線を向けると、
「カネキ」と「トーカ」が前後に並び立っていた。

すると「カネキ」は自らの肩を露にし、
「トーカ」がそこに食らいつく。

「月山」は
「僕のだぞー!」
と絶叫し駆け出すが、
次の瞬間「羽赫」を出現させた「トーカ」が宙を舞い、
「月山」に一撃をお見舞いする。

「トーカ」は「月山」を見下ろし、
「ここにはてめえの物なんて一つもねえんだよ!」
と言い放つ。

逆上した「月山」は「トーカ」に襲い掛かるが、
先程から一転して「トーカ」は「月山」を圧倒する。

教会の2階に移動した両者は互いの「赫子」を駆使し激闘を繰り広げる。

「甲赫」で「トーカ」を壁に磔状態にする「月山」であったが、
「トーカ」の放った「羽赫」の羽根を受け、階下に落下する。

「月山」は体力回復のためやむなく「貴未」を食べようと講檀へと向かう。

しかし「月山」は「カネキ」の「鱗赫」に背後から貫かれる。

透かさず「トーカ」は「カネキ」の「鱗赫」に飛び乗り、
綱渡り状に「月山」目掛けて駆け出す。

跳び上がった「トーカ」は宙を舞いながら「月山」の右腕を切り落とし、
止めの一撃を加える。

完全に打ち負かされ床に倒れた「月山」は、
「カネキくん…一口…」
と声を搾り出す。

そのまま動かなくなった「月山」を見下ろし
「てめえは自分の肉でも喰ってろ!」
と「トーカ」は言い放つ。

「トーカ」はそのまま「貴未」へと向かって行く。

「カネキ」と「ニシキ」が「喰種」である事を知る「貴未」を危険視する「トーカ」は、
何としても口封じしようとする。

身動きの取れない「カネキ」は「トーカ」に、
「もし依子ちゃんが君の正体を知ったら殺すのか?」
と叫び必死で引き留める。

「だからやんなきゃいけねえんだよ!!」
と反論する「トーカ」は、「貴未」目掛けて「羽赫」の羽根を放つ。

すると「ニシキ」が身を挺して「貴未」を庇う。

「トーカ」の「羽赫」を受けた「ニシキ」がその場に倒れ込むや、
「貴未」が起き上がり目隠しが外れる。

「トーカ」は「貴未」に接近し仕留めようとする。

しかし、
「トーカ」の「羽赫」を直視した「貴未」の
「きれい…」
という言葉を耳にし、動きが止まってしまう。

意表を突かれた「トーカ」は、
「何だよ…それ…」
と漏らし、そのまま反転して教会から去って行く。

何とか起き上った「ニシキ」は「貴未」と見つめ合い、
彼女の無事を確かめるとその場に崩れ落ちる。

「貴未」は「ニシキ」の体を揺さぶり、
必死に名前を呼び続ける。

「トーカ」はどこかのビルの屋上で一人「貴未」の言葉を思い起こし、
「きれいなもんか…」
と呟く。

教会での一件から暫く後、
「あんていく」の店員として勤務する「ニシキ」の姿があった。

不注意でカップを落として割ってしまった「カネキ」に代わり、
「ニシキ」が後始末を始める。

「ニシキ」は「カネキ」に、
「お前…クソが付く程お人よしだな!」
と話し掛ける。

その言葉に「カネキ」は、
「よく言われます…」
と照れ臭そうに応える。

続けて「ニシキ」は
「でも悪くないんじゃねえの。そいつに救われる奴がいるかもしんねえし。」
と明るく呼び掛ける。

すると店の奥から制服姿の「トーカ」が現れ、学校へと向かう。

「トーカ」と入れ違いに入店した「ヒデ」は、
「ニシキ」の制服姿を見て、
店の雰囲気にそぐわないと皮肉る。

「あんていく」の店内では「ニシキ」と「ヒデ」の他愛のない会話が響く。

既に昼食の時間となり、
一人食事中の「依子」に「トーカ」が明るい口調で呼び掛ける。

「トーカ」はそのまま「依子」の弁当のおかずの唐揚げを一つつまみ食いする。

「依子」の問い掛けに、「トーカ」は
「おいしい」
と笑顔で答える。

場面変わって「ヘルタースケルター」のカウンターでは、
「喰種レストラン」の一件に関する賭けの結果について談笑する覆面状態の「イトリ」「ウタ」
そして「ピエロの仮面の男」の姿があった。

「月山」が勝つ方に賭けて負けて悔しがる「イトリ」を、
「ウタ」は、
「まっ、勝ったのはトーカちゃんだけどね」
とからかう。

賭けに勝ったら1杯奢るという約束に従い、
「イトリ」は「ピエロ」に血液のカクテルを差し出す。

「ピエロ」はカクテルをその場で捨てながら、
「こんな物のために、何で殺し合うんですかね…」
と漏らす。

ピエロの仮面を外した
「宗太(演:新田真剣佑さん)」は、
「ゆっくり育てますよ…僕のかわいいかわいい竜…」
と不気味な笑顔を浮かべる。


(感想)

まず、
本作で良かったと感じた点は以下の通りです。

本作では、
「月山」役の「松田翔太さん」の怪演が一番の見所でした。

TVアニメ版では「宮野真守さん」が声で「月山 習」を魅力的(?)に表現されていましたが、
本作の「松田翔太さん」は全身で過不足無く表現しているという印象を受けました。

「月山 習」が、
単なる変態やサディストではないという事を念頭に置いた上で演じている感じでした。

本人も、
バランスが崩れない様、常に緊張感を持ちながら演じられていたそうです。

前作を鑑賞した時点で、
「月山」の実写化に関心がありました。

ただ、
アニメ版の「月山」のイメージがあまりに強烈であったため、
「実写化したら単なる狂言回しになってしまうのでは?」
と期待半分不安半分でした。

しかし、
今回は敵役でありながら、
ただ憎たらしいだけに留まらない奥深いキャラクターとしての「月山」を、
「松田翔太さん」が見事に演じてくれていたと実感させられました。

喫茶店の手洗いで、
ハンカチに染み込んだ「カネキ」の血の匂いを嗅ぐ場面も、
異様なシーンながら単に嫌悪感だけにならず、強く記憶に残りました。

そして、
「月山」が使う「甲赫」の再現についても、
公開前から関心がありました。

インタビューによると、
綿密に準備を行い、
CGを合成した際不自然にならぬ様意識しながらアクションしていたとの事です。

その甲斐あってか、
ドリル状の「甲赫」で攻撃する「月山」の姿がイメージ通りでした。

さらに、
「松田翔太さん」御本人の提案による、
ハンマー状に変化した「甲赫」のアクションも意外性があり見応えがありました。

個人的には、
デビュー当時「松田翔太さん」に対し
「松田優作さんの息子」
というイメージを強く抱いていました。

リアルタイムで「松田優作さん」の出演作品を追いかけていた世代ではありませんが、
ふとしたきっかけで「松田優作さん」の存在を知り、
ハマっていた時期がありました。

故に「松田翔太さん」に対し、
デビュー当初は「松田優作さんの息子」というイメージが拭えませんでした。

しかし、
その後の活躍を見ればお分かりの様に、
既に一実力派俳優として認知されています。

今では、
一人のプロの俳優さんとして好感を持って
お芝居を拝見出来るようになりました。

何はともあれ、
本作で「月山」が「甲赫」の先端を床に接触させながら相手に迫って行く場面が、
映画「ブラックレイン」での「松田優作さん」のシーンを彷彿とさせられました。

そして本作では、
「ニシキ」とその恋人の「貴未」とのドラマにも注目していました。

前作では憎たらしい敵役だった「ニシキ」が、
本作では命がけで恋人を救おうとする場面が圧巻でした。

今回「ニシキ」が「喰種」の特徴を露にするのは「赫眼」位しかなく、
「尾赫」については全く登場しませんでしたが、
「白石さん」の熱演で目が離せませんでした。

そして、
前作の「清水富美加さん」から「トーカ」役を引き継いだ「山本舞香さん」についてですが、
本作にキャスティングされるまで「山本さん」の事を知りませんでした。

しかし、
空手の経験を生かした劇中のアクションシーンには、
前作に引け劣らない迫力を感じました。

本人も、
「東京喰種」の原作・アニメ・前作の映画を予習し、
原作から離れずに自分の色を入れながら「トーカ」役を演じていたとの事です。

個人的には、
「カネキ」に現実の残酷さを諭す場面と、
教会で「月山」に啖呵を切る場面が強く印象に残りました。

そしてラストシーンで、
公開当日まで伏せられていた「ピエロ=宗太」のキャスティングが
「新田真剣佑さん」である事が明かされ、
スクリーンに見入りました。

そして肝心の主役である「カネキ」についてですが、
演じる「窪田さん」曰くまだ受け身状態ながら、
「ニシキ」に絡む3人の「喰種」をねじ伏せる等、
かっこ良く成長した姿がちゃんと描かれていました。

本格的な戦闘では戦力外の扱いでも、
登場人物達の橋渡し的な役割を果たし、
掛け替えのない存在として位置づけられていると感じました。

そして本作の主題歌を、
アニメ「東京喰種:re」の第1期ED「HALF」を歌っていた
「女王蜂」が担当していた点も魅力でした。

シリアスな内容に相反して明るい曲調でテンポの良い「HALF」がお気に入りでしたが、
本作の主題歌「Introduction」もそれに劣らず楽しい曲調で好感が持てました。


続いて、
本作で残念に感じた点については以下の通りです。

全体的に、
前作よりもパワーダウンしたと感じる点が否めませんでした。

確かに、
クライマックスの「月山」との対決シーンはアクション満載でしたが、
そこに至るまでのお預け状態が弱冠もどかしく思いました。

「東京喰種」の魅力は、
俳優さんによる生身のアクションと
CGで再現された「赫子」の組み合わせによる所が大きいと解釈していたので、
それがクライマックスに集中し過ぎていて、バランスが悪いとも感じました。

前作では、
はっきりと人物と背景が判別できる商業施設のフロアでの
「カネキ」VS「亜門」のバトルと、
薄暗い河川敷での
「トーカ」VS「真戸」のバトルが同時進行で描かれ、退屈しませんでした。

それに対し本作では、
終始暗所の教会でバトルが展開し、
少し間延びした印象でした。

それ以外のアクションシーンも暗所が主でした。

前作のアクションシーンが大変気に入っていたため、
本作でも同レベルを期待しましたが叶わず残念に思いました。

また、
今回「カネキ」の「鱗赫」が、
「月山」を貫いた一撃のみの登場だった点も正直物足りない気がしました。

続いて、
「トーカ」と「依子」の弁当を介したやり取りについて、
両者のキャスト変更(前作の「依子」役は「古畑星夏さん」)に合わせた
仕切り直しの様に見えました。

前作で既に、
「依子」の気遣いを無下にできない「トーカ」が、
無理矢理「依子」の手料理を食べて、
直後1人必死に水で流し込もうと奮闘する場面が描かれました。

今回は「トーカ」が頑なに「依子」の厚意を拒んでいるため、
全く同じ展開ではありませんが、
どうしても前作の場面が脳裏を過ってしまいました。

劇中で「依子」が、
自分には料理位しか「トーカ」にしてあげられる事がないと語っているとは言え、
もう少し別の切り口で「トーカ」と「依子」の友情が描かれれば、より良かったと感じました。

無論、
ラストの仲直りの場面は、ほっとさせられましたが…

それと今回、
「古間円児」と「入見カヤ」がおらず、
「あんていく」の店内が少し寂し過ぎると感じました。

「ヒナミ」も冒頭のみならず、
ラストのアットホームな場面にも登場してほしかったです。


本当に残念な箇所はあったものの、
前作を気に入っていたので、
今回期待を込めて鑑賞して来ました。

気が早いですが、
やはり「東京喰種」の実写映画版の今後の展開が気になります。

果たして、
このまま続編が制作されるのでしょうか。

前作公開当時、
主演の「窪田さん」は、
戦士として覚醒し活躍する「カネキ」を演じる事に前向きなコメントをされていました。

アニメで「カネキ」は、
「白カネキ」「佐々木 琲世」等目まぐるしくビジュアルが変化します。

それぞれの「カネキ」が、
如何に実写映画で再現されるのかも興味深いです。

また、
「鈴屋 什造」や「クインクス」のメンバー等、
個性的なキャラクターを誰が演じるのかも気になります。

しかし、
映像化した時、
全ての物語がきちんと繋がるのかが不安です。

TVアニメ版を全て視聴した感想としては、
正にジェットコースター状態でした。

無印で全14巻「:re」で全16巻の原作の内容を
忠実に映像化する事自体無理があると思われますが、
もう少しどうにかならなかったものかと未だに感じています。

原作は未読ですが、
明らかに省略されていると見て取れる急展開が続き、
混乱させられるばかりでした。

登場人物の顔と名前が一致する前に次々に入れ替わり、
ついていけませんでした。

慌ただしく話が進み、
あれよあれよと言う間に「カネキ」と「トーカ」が結婚し、
「カネキ」が怪獣化(?)したかと思えば、
人間と「喰種」が協力し「カネキ」を救出し、
その「カネキ」がラスボスの「宗太=旧多 二福」を倒し、
「人間」と「喰種」が共存する世界となってハッピーエンドを迎えました。

「ドラゴンボール」や「ワンピース」の様に長いスパンで放送できれば、
原作の内容を完全アニメ化できたと思いますが、
それこそ無理な注文でしょうね。

以上の様な理由で、
「東京喰種」の実写映画の続編に期待する一方、
不安が拭えない状態です。

ただ、
本作では宿敵だった「月山」も、
「ニシキ」同様今後は「カネキ」の仲間として活躍するので、
その姿も映像化してほしいと思います。

前作で「蒼井優さん」が演じた「リゼ」も、
クライマックスまで物語に関わるキーキャラなので、
ぜひ再び出演してほしいと思います。

そして、
ハッピーエンドまで実写化してほしいと思います。

今回、
全て期待通りとはならなかったものの、
可能な限りコミックの世界を実写化しようとするキャストとスタッフの皆様の熱意だけは
確かに感じ取る事ができたと思いました。

大変長文となりましたが、
今回はこれまで!

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