ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
(全体像)
ホットトイズより、スターウォーズ Ep2 クローンの攻撃からドゥークー伯爵のフィギュアが発売されました。かつてはEp1でダースモールに敗れたクワイ=ガン・ジンの師匠で、ヨーダに師事したパダワンでもあったジェダイマスターでしたが、ダークサイドへと落ちシス卿となったのがドゥークー伯爵です。演じるのは、昔はドラキュラなどの演技で名を馳せ、近年ではロード・オブ・ザリングの賢者サルマンなどが知られていた名優クリストファー・リー氏が演じました。
フィギュアは高身長であったクリストファー・リー氏を反映して33センチの身長になっていました。ケープを劇中通り肩から羽織った状態を再現しており、シルエットもどの方向から見ても問題なくまとまっていました。 ただ劇中ではもう少し体型が大きく見えるシーンもあったので、それと比べると少し細身に見えるかもしれません。
(各部)
頭部は演じた当時のクリストファー・リー氏の写真と比較すると若干痩せ気味に見えますが、それ以外は演じていた当時の表情を忠実に再現していました。眉間のしわ、白髪の頭髪、ひげなどの造形や塗装も見事ですが、顔の横の色素班まで再現していました。
ケープの留め具の部分やチェーンは金属パーツが使用されており、留め具のデザインも劇中通り再現されていました。
ケープの中にはチュニックを着ており、その形状や色具合も問題なく縫製されていました。腰のベルトの色は明るめですが形状は劇中と近く再現されていました。
腰のベルト左にはライトセイバーを取り付けることができ、専用パーツをセイバーに取り付けてセットできます。
脚のパンツ、ブーツ部分の造形も特に問題ない仕上がりでした。ブーツは光沢があり、関節部分がオビワンのブーツなどのように柔らかいため可動を妨げないようになっていました。
ケープは肩から掛ける仕様になっており、肩部分のデザインや色合いもサンプルや劇中と違和感ない生地が使用されていました。今回のフィギュアはケープは着脱できないと説明書にあるため、実際は脱がせそうでもケープを無理には脱がせないほうがよさそうです。
(オプション)
ハンドは本体付属の開き×2に加えて、フォースライトニング対応ハンド、ライトセイバー用、ホロプロジェクター用の左手ハンドなど、計9つ付属します。
フォースライトニングエフェクトパーツ
劇中でヨーダに対して使用したフォースライトニングのエフェクトパーツが付属します。対応ハンドにからめるようにしてセットでき、劇中の攻撃シーンを再現できます。ただ、説明書を見てもハンドにセットしにくかったので、もう少しわかるような写真を掲載してほしかったですね。
ライトセイバー刃
ライトセイバーの刃は、通常状態と振った状態のものが付属します。
LEDライトアップ対応右腕は、オビワンなどと同様に刃パーツをセットしてライトアップできます。ただライトアップの仕組みはあまり進化していないようなので、より劇中に近く見えるようにライトアップできるように少しずつでも改良してほしいですね。
ライトセイバー(柄)
ライトセイバーの柄も細かく各部が造形及び塗装されており、独特な曲がった形状も再現されていました。
ライトセイバーの柄には腰にセットする際、手に持たせる際に対応する装備用パーツなどが付属します。
ホロプロジェクター、デススターホログラムパーツ
劇中で使用したホロプロジェクターが付属し、真ん中の穴にホログラムパーツをそれぞれセットできます。右はデススターのパーツですが、小さいながら細かい形状も再現されています。
ダースシディアスホログラムパーツ
ダースシディアスのパーツです。顔の表情までははわかりませんが、シディアスであることがわかる造形になっていました。プロジェクターで映った際の走査線のような横に走って見える状態も、造形で再現されていました。
ジャンゴフェットホログラムパーツ
こちらはジャンゴ・フェットのパーツです。こちらも横の走査線を再現した造形に加えて、小さいながら各部の装備なども再現されていました。
バトルドロイドホログラムパーツ
バトルドロイドのホログラムパーツは、細身ながらも武器なども細かく造形されていました。
スタンド
スタンドはヨーダと同じ格納庫の床面がプリントされたものになっており、支柱は通常のものが使用されていました。
(可動性)
ヘッドと首は一体になっているため、前後の可動域は30度くらいでした。
左右には20度ほど傾かせることができます。
妨げるものがないので、左右の回転は360度可能でした。 ただ、私の購入分では首が若干外れやすかったのが気になりました。
腕はマントが干渉しないので、腕は真上に、横には90度上げることが可能でした。
腕は正面に少し引き出せ、ひじは約150度まで曲げられました。
衣服は柔らかいので前後には大きく曲げることができました。
左右も45度までは回転が可能でした。
脚は前方には90度より少し上まで上げることができました。一方ひざは約90度可動域があり、足は前後に45度ほどの可動域がありました。
脚はパンツの干渉があり両方合わせて左右90度ほどまで開脚が可能でした。足も左右に40度ほど可動域があり、接地性も高かったです。
LEDライトアップ対応腕は、手首は150度回転が可能、上下に45度ほど可動域がありました。
フォースライトニング
ブラックライトを使用して、少し光って見えるようにして撮影してみました。
VSヨーダ
すでにヨーダのレビューでも撮ったのでこちらは少し
VSオビ=ワン&アナキン
ちょっと蹴りの脚が後ろに伸びていませんが劇中のダブル攻撃の感じで
腕を斬られて、追い詰められるドゥークー伯爵。「殺せ」という、パルパティーンに対して躊躇するアナキンでしたが・・・
パルパティーン(ダース・シディアス)にせかされ、やむなく殺害。このことがさらにアナキンをダークサイドに引き込むきっかけに・・・。
以上、ホットトイズ スターウォーズ Ep2 クローンの攻撃 ドゥークー伯爵 レビューでした。
(総評)
よかったところ
ヘッドは撮影当時のクリストファー・リー氏の表情を忠実かつ詳細まで再現
各部の可動性も高く、ポーズの幅も広い
ライトセイバー、フォースライトニング、ホログラム投影機などオプションが充実
気になったところ
首が若干外れやすい
フィギュアは全長が33センチと、長身だった演じたクリストファー・リー氏に合わせて大型化していました。ヘッドは演じた当時のクリストファー氏の顔を忠実に再現しており、顔の横の色素班まで再現されておりリアルな仕上がりでした。 衣装は素体の動きに干渉しないので、素体に近い可動域により劇中ポーズに幅広く対応できました。オプションもライトアップ対応ライトセイバー、ライトセイバー、投影機に4種類のホログラムフィギュアが付属します。さらにフォースライトニングのエフェクトパーツも付属し、劇中の戦闘シーンをほぼ再現することができます。ボーナスアクセサリ版でなくここまで充実しているのは珍しいですね。 気になったのは、首が若干外れやすかったくらいでした。
ドゥークーはEp2、3両方に出てくることもあり、今回のセットでどちらをイメージしたディスプレイにも対応できるセットになっていました。そのため、このサイズでドゥークーのフィギュアが欲しい人には、問題なくおすすめできるクオリティだと思います。
今後は、ホットトイズからは新三部作からはコマンダーコーディ、クワイ=ガン・ジンなどが控えていますが、ジェダイ側ではEp1、Ep2オビワン、Ep2アナキン、メイス・ウィンドウ、パドメ・アミダラ、シス側ではダース・シディアス、グリーバス将軍などは未だに発売していません。EP9の公開もありすぐに新三部作のリリースが続くかは不明ですが、今後も発売に期待したいですね。
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