ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回はホットトイズ スターウォーズ Ep2 クローンの攻撃 ヨーダ レビューです。
(全体像)
ホットトイズより、スターウォーズEP2クローンの攻撃に登場したヨーダが日本でもリリースされました。ヨーダはスターウォーズのファンでなくともその名を知っているほどの有名な登場人物です。ヨーダは、ジェダイ評議会の長であるとともにジェダイの頂点に立つ「グランド・マスター」です。体型は小柄ですがライトセイバーの技量と強大なフォースを駆使し、劇中ではドゥークー伯爵やダースシディアスとも互角以上に戦えるまさに史上最強のジェダイでした。
以前Ep5版がホットトイズから発売されていましたが、今回はEp2版となります。身長はEp5版と同じく約14センチですが、Ep5版とほぼ同じ以前発売されたep5版と比べて顔つきが精悍になりました。衣装も新規のものが使用されているようで、素体によくフィットするように丁寧に縫製されていました。
(各部)
ヘッドは新規造形されており、顔の上下の長さが短くなり額のしわもより深く塗装が施されてよりリアルに再現されています。表情はEp2,3版での戦闘時の精悍な顔つきを見事に再現していました。以前レビューしたサイドショウ版よりもよりリアルになっているので、このサイズでのヨーダでは現時点では最高の造形だと思われます。
頭部には植毛で毛髪が植えられており、Ep5版よりも髪の毛が多い状態を再現しています。ただこの毛髪はヘッドを動かす際になど触るとだんだん乱れてけば立ってくるので注意が必要だと思われます。
上着を脱いだ状態
中の衣装もep5版とは形状が違うこともあり、新規のものが使用されていました。見た目はしっかりと体にあって縫製されているので問題ないですが、胴回りがきつくなっているのが気になりました。ちなみに腰巻はマジックテープで止めてあるので外せますが、他の部分の衣装は着脱不可でした。
(オプション)
ハンドは本体付属分をあわせて右用4つ、左用2つ用意されていました。ハンドパーツはライトセイバー用やフォース使用時などがあり、様々な状況でのポーズの再現が可能でした。
足交換用パーツを使用することにより、ジャンプ状態のヨーダをイメージしたディスプレイが可能でした。
上着は写真では赤で示した首回り、左右袖口、裾などにワイヤが仕込まれているので、形状を自由に変えることができます。
ライトセイバー
今回はライトアップギミックがないので、ライトセイバーは柄と二種類の刃のエフェクトののみが付属します。柄の形状は設定に準拠しており、刃の部分も問題はありませんでした。 柄はマグネットでヨーダに左腰に装備することができますが、私の購入分では磁力が十分ではなくすぐにぽろぽろと取れてしまうのが残念でした。
フォースライトニングエフェクトパーツ
劇中でもドゥークー伯爵やダースシディアスでの戦闘で使用したフォースライトニングのエフェクトパーツが付属します。
パーツはハンドパーツの指に差し込んでセットできます。接続できるハンドパーツは決まっているようでしたが、わかりにくいので説明書に書いてほしかったですね。
杖
劇中で使用していた杖も付属します。形状はEp5とは違うので新規のものが使用されていました。
杖は、ハンドパーツを組み合わせてヨーダに持たせることができます。
スタンド
今回のスタンドはドゥークー伯爵の格納庫の床面が台座にプリントされたものが付属しました。支柱はフレキシブルピラーでジャンプした状態でのヨーダのポージングに対応できます。ただ私の購入分では支柱と台座の部分の接続がゆるくな外れやすかったのが気になりました。
(可動性)
ヘッドは後ろ側にはあまり可動域がありませんが、前方には40度ほど曲げることができました。
左右には少しヘッドを傾けることができました。
あと左右には干渉するものがないこともあり、360度回転が可能でした。
腕は前方に引き出すことができ、ライトセイバー両手持ちなどにも対応できます。
腕は真上、横には90度上げることができ、ひじは約150度ほど曲げることができました。
脚は前方には約90度上がり、膝は120度ほど可動域がありました。 足はボールジョイントなので前後左右方向の接地性は高めでした。
脚は素体自体は可動域は広いようですが、衣装の干渉があるので写真ぐらいに広げるのが限界でした。
あと、胴回りの衣装の干渉もあり、胴は前後左右に少し可動しますがかなり動かしにくかったです。
(総評)
よかったところ
ヘッドや衣装は新規造形でヘッド造形も精悍な顔つきを良く再現
可動性は腕や脚は高め
フレキシブルピラー支柱のスタンドの付属により、 ジャンプ状態でのディスプレイが可能
気になったところ
衣装の干渉で、 胴体の可動性が制限されている
私の購入分ではヨーダの腰にライトセイバーをセットしにくかった
今回のヨーダは、衣装、ヘッドなどはEp5版の流用でなく新規パーツが使用されており、全体としての見た目はほぼ劇中から違和感なく再現されていました。ヘッドはサンプルより造形は少し変わったようですが劇中の戦闘シーンの精悍な表情をよく再現しており、衣装も上着は各部にワイヤが仕込まれており形状を自由に変えられる点も良かったと思います。 可動性も胴体以外は高めなので、ライトセイバー構えなのにも十分に対応できます。
気になったのは、素体は可動域があるようですが胴回りの衣装がきついせいか胴部分の可動製はかなり制限されていたのが気になりました。あと私の購入分だけかもしれませんが、ライトセイバーの柄をマグネットで腰に吊り下げる際に磁力が弱いのかしっかりとセットできないのが気になりました。
他にはライトセイバーのライトアップギミックがないのは残念ですが、この腕の細さでは従来のシステムに使用する電池がセットできないので今回は仕方がなさそうです。今後より小型化するような改良があればよいですね。
オプションパーツはさほど多くないですが、新三部作のヨーダのフィギュアとしての完成度はかなり高いと思います。もっと充実したオプションなどがほしかった人には向きませんが、同時発売されたドゥークーなどとディスプレイしたい人にもおすすめできると思います。今後ダースシディアスEp3版が出るならばヨーダとの戦いをイメージしてディスプレイできるので出てほしいですね。
それでは今回はこれにて。
ホットトイズ ヨーダ 「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」 (駿河屋)