ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
(全体像)
ホットトイズより、単独映画版「キャプテン・マーベル」のキャプテンマーベルが発売されました。海外では2月あたりに発売されていましたが、新型コロナウイルス等の影響で日本の出荷は5月末になりました。フィギュアのプロポーションは、わずかに太ももが太い以外はサンプルとほぼ変更なく製品化されていました。スーツは後半からのカラーで各部のデザインはサンプル画像からほぼ変更なく再現されており、ゴールドの塗装の光沢が少し増して見えました。
(各部)
ヘッドはサンプルよりも劇中のブリー・ラーソンさんの顔により似せるように改良されており、目線は正面ですが劇中後半の圧倒的なパワーを発揮する際の強そうな感じをかっこよく再現できていました。
スーツの胸部のデザインも問題なく再現されており、ビニル素材らしくシワもなく表面の仕上がりも良く見えました。
両腕のガントレットはゴールドのラインの塗装も綺麗に細かく施されていました。
腹部から太ももにかけてのスーツのデザインも、ベルトの金具が少し簡略化されている以外はサンプルや劇中と違和感はなく仕上がっていました。腹部から太ももにかけてのスーツはかなりテンションがきつい分見栄えは良いのですが、劇中スーツもここまでパチパチではなかったのでもう少し可動性を上げるためにも余裕があってもよかったかもしれません。
脚のブーツも造形はほぼサンプルから劣化はなく、細かなライン等も問題なく綺麗に塗装が施されていました。
(オプション)
ハンドは本体付属の開きに加えて、握り、ポーズを付けたものが3種類付属していました。
スタンドは支柱がフレキシブルピラーになっており、接続部分の形状が改良されて以前のものよりも台座から抜けにくくなっていました。 ただクリップ自体はキャプテンマーベルの胴体を挟み込むには大きすぎるので、もう少し小さくてもよかったかもしれません。
交換用マスクヘッド
今回のフィギュアには大気圏外等の活動時に装着するマスクのヘッドが付属しており、印象的な頭部のモヒカンヘアーも再現されており交換も可能になっていました。
(ギミック)
マスクヘッドにはライトユニットが内蔵されており、スイッチをONにすると頭髪用と目用の2か所がライトアップされます。
頭髪はクリアーパーツに交換することができ、ライトアップに対応できます。
ライトアップは頭髪と目に対応しており、光の強さは手のライトアップよりも長く強めのライトアップが可能でした。
交換用ハンドパーツ&ガントレット
クリアーパーツを使用した交換用ハンドとガントレットが付属し、どちらも通常のものと交換して使用することができました。
ハンドを取り外して装着できるエネルギーをまとった拳のエフェクトパーツと、腕の周囲に発生したオーラを模したエフェクトパーツが両腕が二つ付属します。
それぞれのパーツを組み合わせて腕に取り付けることで、能力発動時の状態を再現することができます。
ライトアップ(腕部)
ガントレットの下にあるスイッチを操作することで、ハンドもエフェクトパーツともにライトアップに対応できます。どちらもライトアップ時は十分に明るく見えますが、ヘッドに比べてすぐに暗くなってしまうのが残念でした。
ボーナスアクセサリ
グース
トイサピエンス限定のボーナスアクセサリとして、劇中でも活躍した猫?のグースのフィギュアが付属します。
グースの目は別パーツが使用されており、ひげ等は塗装で再現されていました。
グースは非可動ですが、首のネームプレートや足の裏の肉球なども塗装で再現されていました。 概ね作りは悪くないのですが、できれば全身の毛並みをもう少し細かくしてリアリティを向上させてもよかったですね。
ジャケット
劇中で着用していた空軍のジャケットが付属し、胸や肩のワッペンや背中の爆撃機とエンブレムも良く再現されていました。内側の縫製もしっかりとしていたので、着脱の際にほつれたりすることもなく着脱も容易でした。
エフェクトパーツ
ボーナスアクセサリのエフェクトパーツは腕にセットすることができ、発射時のエフェクトパーツだけでなく、飛行時のエフェクトとしても使用できます。
こちらのエフェクトもライトアップ機能にも対応でき、元部分だけですが発光することができました。
(可動性)
ヘッドは上下には髪の干渉はあるものの20度ほど可動域がありました。左右には髪の干渉はありますが、360度回転が可能でした。
腕は横には約90度近く可動域がありましたが、ヘッドが通常のままだと髪の毛との干渉もあるので注意が必要でした。 また腕は前方には約90度ほどまでは動かすことができました。ひじは約120度ほど曲げられました。
私の購入分では脚は前方にはスーツの干渉があり45度ほどまで上げるのが限界で、それ以上だと戻ってしまいました。膝は120度ほど曲げられました。
脚は左右には60度ほどまでは開脚できますが、それ以上もスーツのテンションもあり戻ってしまいました。足首も脛のパーツに密着していることもあり、前後左右の可動域も狭く接地性は低かったです。ちなみに腰はスーツが固いため前後左右にほどんど可動域はありませんでした。
マスクヘッドは髪の毛がない分通常ヘッドよりも上に向け、左右にも干渉なく360度回転が可能でした。
以上、ホットトイズ キャプテン・マーベル ボーナスアクセサリ版 レビューでした。
(総評)
よかったところ
スーツやプロポーションはサンプルからほぼ劣化なく製品化
ヘッドはサンプルよりも演じるブリー・ラーソンさんに近くなっていた
マスクヘッドと両腕はライトアップに対応
各種エフェクトパーツにより、劇中をイメージしたポーズに対応
気になったところ
可動性は腰や脚が狭く、サンプル画像のポーズも厳しかった
このフィギュアは海外発売からかなり遅れての日本発売となりましたが、スーツの再現度やヘッドの完成度は高くヘッドの造形はサンプルよりも演じたブリー・ラーソンさんに近くなっていました。マスクヘッドはライトアップに対応しており、目とモヒカンヘアーが発光でき可動性も通常ヘッドよりも広く飛行ポーズなどにより適していました。手には複数のエフェクトパーツを装着でき、戦闘や飛行をイメージしたポーズに対応できていました。またボーナスアクセサリのジャケットやグースなどもあり、あまり動きを付けずにディスプレイする際にも対応できました。
気になったのはスーツの干渉により胴体と脚の可動域がかなり狭いため、サンプル画像一部ポーズや蹴り、しゃがむといったポーズは全くとれないのは残念でした。上半身の可動性はそこそこあり、飛行ポーズや浮遊、ブラスト発射等には問題ないだけに残念でした。
脚などの可動性を除けばかなり完成度は高く、ボーナスアクセサリのエフェクトやジャケットがない通常版の内容でも付属品がかなり充実していました。
素顔のヘッドが無表情なのが違和感があるならば、マスクヘッドでのアクションポーズ等でもディスプレイするのもいいかもしれませんね。
すでにエンドゲーム版のキャプテンマーベルも発売が決定していますが、その際にはサノスとの戦闘をイメージしたディスプレイに対応できるよう可動性の改善に期待したいですね。
それでは今回はこれにて。
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