映画「ドラえもん 新のび太と鉄人兵団 はばたけ天使たち」感想レビュー - ヒーローフィギュアをレビュー!

映画「ドラえもん 新のび太と鉄人兵団 はばたけ天使たち」感想レビュー

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今回は、
映画「ドラえもん 新のび太と鉄人兵団 はばたけ天使たち」の感想レビューです。
※完全なネタばれなので、
これから見に行く方は、
ご注意願います



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1986年に公開された映画「ドラえもん のび太と鉄人兵団」のリメイク版、
映画「ドラえもん 新のび太と鉄人兵団 はばたけ天使たち」を見て来ました。
以下が「あらすじ」と「感想」です。

「ドラえもん」の映画を、
映画館に見に行ったのは、
「大山のぶ代さん」達旧声優陣時代では
「のび太の太陽王伝説」以来で、
「水田わさびさん」達新声優陣に交代してからは
今回が初めてです。

※完全なネタばれなので、
これから見に行く方は、
ご注意願います。
また、
うろ覚えのため、
実際の作品の内容と
異なる記載があるかもしれませんが、
ご容赦願います


「わたしが不思議」大杉久美子

今聞いても何だか悲しくなります・・・

BUMP OF CHICKEN 「友達の唄」


「夢をかなえてドラえもん」mao

※動画投稿者の方々、ありがたく使わせて頂きます。




(あらすじ)
宇宙の彼方にある
「ロボットが支配する星」
「メカトピア」で、
地球人を奴隷にするための、
「地球人捕獲作戦」
が開始されようとしていた。

「総司令官」の指示の下、
少女型ロボット「リルル」は、
「鉄人兵団」の誘導役として、
地球に送り込まれる。


その頃
地球の「ドラえもん」達の暮らす町では、
「スネ夫」に、
ラジコンロボの「ミクロス」を自慢された「のび太」が、
「ドラえもん」に
「巨大ロボがほしい!」とねだっていた。

あまりにしつこくねだられて怒ったドラえもんは、
「どこでもドア」で、
北極に涼みに行ってしまう。

「ドラえもん」を探しに
北極に向かった「のび太」は、
そこで偶然
「メカトピア」から送り込まれた
土木作業用巨大ロボ「ジュド」の頭脳である
「青い球体」を見つける。

「頭脳」の誘導電波に導かれ、
次々に「ジュド」の部品が転送されてくる。

詳細もわからないまま、
「頭脳」と「ジュドの部品」を
部屋に持ち帰った「のび太」は、
「ドラえもん」に経緯を話す。

転送されてきた
「巨大ロボット」の部品を
組み立てたいと言い張る「のび太」のために、
「ドラえもん」は「おざしきつり堀」に
「逆世界入りこみオイル」を垂らし、
「鏡の世界」への入り口を作る。

左右が逆で、
生き物がいない
「鏡の世界」に
「ドラえもん」と「のび太」は、
「ジュドの部品」を運び込む。

やがて
「ジュド」を組み立て終わり、
「ドラえもん」が「未来デパート」で買って来た
「サイコントローラー」により、
操縦できるよう仕上げられる。

「しずかちゃん」も誘って、
「鏡の世界」で、
「ザンダクロス」と名付けた
「ジュド」を操縦して
「ドラえもん」と「のび太」達は楽しく遊ぶ。

ところが、
「しずかちゃん」が何気なく
コクピット内のボタンを押した次の瞬間
「ザンダクロス」の両目からビームが発射され、
眼前の高層ビルが一瞬にして粉砕されてしまった。

恐ろしい兵器を組み立ててしまったと
後悔した「ドラえもん」は、
「のび太」と「しずかちゃん」に、
「ザンダクロス」の事と
「鏡の世界」の事を、
3人だけの秘密にする事を決める。

その後日、
「のび太のママ」に物置に投げこまれていた
「頭脳」から、
「のび太」という名前を通信で聞き取った
「リルル」が、
「のび太」の前に現れる。

口をすべらせて、
「ザンダクロス」の事をしゃべってしまった「のび太」は、
仕方なく「リルル」を「鏡の世界」に連れて行き、
「サイコントローラー」と共に「ザンダクロス」を渡してしまう。

「リルル」から、
上記の一件について
口止めされた「のび太」は、
ある晩謎の流星が
裏山に落ちるのを目撃する。

「のび太」の様子がおかしい事に気付いていた「ドラえもん」は、
「のび太」から「リルル」の話を聞き出し、
「おざしきつり堀」を通して、
「鏡の世界」に送り込まれた流星の正体を探りに向かう。

すると2人の眼前には、
「鏡の世界」の町の一部が取り壊されて建設された
「秘密基地」の光景と、
そこでロボット達に指示を与える
「リルル」の姿があった。

「地球人捕獲作戦」の事を知ってしまった
「ドラえもん」と「のび太」達は、
「リルル」とロボット達に追いかけられる。

辛うじて「現実世界」に戻った
「ドラえもん」と「のび太」であったが、
「リルル」が
「ザンダクロス」に次元の境目を
無理矢理広げさせようとしたため、
次元の接点がねじ切れて大爆発が起きてしまう。

「おざしきつり堀」も吹き飛んでしまい、
これで「地球人捕獲作戦」は失敗に終わったと安堵する
2人であったが、
物置に投げ込まれていた「頭脳」を見つけ、
「メカトピア」から「鉄人兵団」が
翌日の晩に地球に到着する事を知らされる。

「ママ」をはじめ、
思い当たる所に「鉄人兵団」の襲来を
訴える「のび太」達であったが、
誰も信じてくれない。

仕方なく相談した
「ジャイアン」と「スネ夫」は、
あっさり
「のび太」達の話を信じ、
協力する事となる。

「スネ夫」の提案で、
「ザンダクロス」の「頭脳」を、
自分達の味方にするため、
「のび太」達は説得を試みる。

「ほんやくコンニャク」を介しては
埒が明かないため、
「ドラえもん」は、
「おはなしボックス」に
「頭脳」を入れて、
「ひよこ」のような形をした
自由にしゃべれるロボットに変身させる。

姿がかわいらしくなっても、
口の悪い「頭脳」を、
「のび太」は「ピッポ」と名付ける。

親睦を深めるつもりで、
「ジャイアン」が歌った歌を音痴となじる
「ピッポ」は、
「ドラえもん」達が聞き惚れる程の
歌声を披露する。

そんな「ピッポ」の脳裏に、
「労働用ロボットは歌ってはならない」
という「メカトピア」の決まりを破ったため、
罰を受けて半壊状態にされた自分を、
「リルル」が救ってくれた過去の光景が浮かぶ。

「リルル」を救うために、
改心したふりをする事にした
「ピッポ」に騙され、
「ドラえもん」達は、
「しずかちゃん」の家のお風呂のお湯に
「逆世界入りこみオイル」
を垂らし、
「鏡の世界」に来てしまう。

本性を現し、
「ピッポ」は
「リルル」を探しに行こうとする。

しかし、
そこに現れた「メカトピア」のロボット達は、
自分が「ジュドの頭脳」だと訴える「ピッポ」を、
「形が違う」
と判断して排除しようとする。

そんな「ピッポ」を庇って
怪我をした「のび太」は、
ロボットの攻撃を受け爆炎の中に消え、
「ドラえもん」・「ジャイアン」・「スネ夫」
の3人は捕えられてしまう。

間一髪、
傍に倒れていた
トラックの荷台に入って
攻撃を避けて無事だった
「のび太」と「ピッポ」は、
3人を救出するため手を組む事になる。

裏山に倒れていた
「ザンダクロス」と一体化した「ピッポ」が、
注意を引きつけている間に、
「のび太」は、
ロボット達が出払った秘密基地で、
「ドラえもん」達と再会する。

そこへ「ザンダクロス」と共に現れた「ピッポ」は、
借りは返したと「のび太」に伝え、
「リルル」を探しに行ってしまう。

「ドラえもん」は、
「ザンダクロス」を「スモールライト」で小さくして、
ポケットに入れて、
秘密基地内を探る。

「ドラえもん」は、
「鉄人兵団」からの通信により、
誘導役の「リルル」がいなければ、
「兵団」は地球では混乱し、
隙が生まれる事を確信する。

その頃、
自宅のお風呂が
「鏡の世界」への入り口
になっている事を知った
「しずかちゃん」は、
ロボット達の会話から、
「のび太」達を探しに
裏山へ向かう。

そこで「しずかちゃん」は、
爆風に吹き飛ばされて
怪我をした「リルル」を見つけ、
「鏡の世界」の自分の家に連れて行く。

そこへロボットが侵入してくるが、
駆けつけた「のび太」達によって破壊される。

「ピッポ」は一目散に、
「リルル」の傍に駆け寄る。


かつて修理された際、
ロボットの心である
胸にある「3つの星」の内の1つを、
「リルル」からもらった「ピッポ」は、
「テレパシー」を通じて、
「リルル」と会話できるようになっていた。

「ドラえもん」達は、
「鉄人兵団」の情報を聞き出すために、
「リルル」を手当てする事に決める。

「しずかちゃん」が「リルル」を介抱している間に、
「ドラえもん」達は夕食の準備をする。

やがて「しずかちゃん」も合流して、
夕食を楽しむ「ドラえもん」達の姿を見て、
複雑な気持ちになった「ピッポ」は、
1人町をさ迷う。

家に戻った「しずかちゃん」は、
「リルル」から、
「メカトピア」の歴史を聞かされる。

かつて
地球人が誕生するはるか以前に、
宇宙の果てに人間が存在したが、
あまりに愚かな生き物のため、
愛想を尽かした1人の科学者が、
理想郷を作るため、
「アム」と「イム」という
ロボットを作り出した。

2体のロボットは、
次々に子孫のロボット作り出し、
やがて人間が滅んだ後も
ロボットの社会は繁栄を続けた。

しかし、
その内に
「貴族ロボット」と「労働用ロボット」
という階級の差が生まれてしまった。

それが長い間問題になったが、
やがて
「ロボットは皆平等」
という考えになり、
ロボットに代わる労働力として、
人間を使う事となった。

「ロボットは神の子で、宇宙はロボットのためにある」
と主張する「リルル」に、
人間と全く同じ歴史を繰り返していると言った「しずかちゃん」は、
怒りを買って
「ビーム」で撃たれてしまう。

誠意を踏みにじられた「しずかちゃん」は、
倒れた「リルル」を置いたまま、
怒って飛び出すが、
ゴミ捨て場に捨てられていた人形を拾って、
考えを改め「リルル」の手当てを続ける。

「しずかちゃん」の考えを理解できない「リルル」に、
「ピッポ」はテレパシーで
「人間は本当にダメな生き物なのかな?」
という疑問をぶつける。

翌日、
「ドラえもん」は、
「逆世界入りこみオイル」を湖に垂らし、
「ピッポ」の発信していた電波を流して、
「鉄人兵団」を「鏡の世界」に誘い込む作戦をみんなに伝える。

湖の傍で見張りに残った
「のび太」と「ピッポ」は、
「やがて敵同士になるという」
事実に直面しながら、
お互いに
「戦いたくない」
と語り合う。

そしてついに、
「鉄人兵団」が湖を通って
「鏡の世界」にやってくる。

大都市に攻撃を加えるロボット達は、
予め「ドラえもん」が仕込んでおいた
「改良型山びこ山」
によって一人相撲をさせられる。

ところが、
「リルル」が逃げ出した事を
「しずかちゃん」から知らされ、
「ドラえもん」達は捜索に向かう。

「のび太」に見つかった「リルル」は、
「鉄人兵団」に「鏡の世界」の事をばらすと言って、
説得に耳を貸そうとしない。

やむなく「リルル」に
「ショックガン」の銃口を向ける「のび太」の前に、
「ピッポ」が立ちはだかる。

自分を撃つ事をためらう「のび太」に、
逆上した「リルル」がビームを放つが、
「ピッポ」が「のび太」を庇って撃たれてしまう。

その直後、
「リルル」は「総司令官」達に発見され、
「地球人」の居場所を問い詰められる。

しかし「リルル」は、
「地球人を奴隷にする事は悪い事だ」
と反論して、
反逆者として処刑される事になってしまう。




物陰から様子を見ていた
「ドラえもん」と「のび太」は、
秘密基地で処刑されそうになった
「リルル」を
「スネ夫」の操縦する「ザンダクロス」で
救出する。

「ピッポ」との再会を喜ぶ「リルル」であったが、
「メカトピア」を裏切る事はできないと言って、
自ら頼んで、
「スモールライト」で小さくなって
鳥かごに入ってしまう。

地形が逆である事に気付いた「総司令官」は、
「鉄人兵団」を率いて
「現実世界」に通じる湖を目指す。

「ピッポ」は「のび太」達と一緒に戦うと
「リルル」に言い残して、
戦場へと向かう。

森を焼き払った「鉄人兵団」と、
「ドラえもん」達との戦いがついに始まる。

一方その頃、
「神様に文句を言ってやりたい気分よ」
という「リルル」の一言で、
「しずかちゃん」は、
「タイムマシン」で建国前の「メカトピア」に行き、
「アム」と「イム」を作った「科学者」に会いに行く事を思いつく。

「ピッポ」が操る
「ザンダクロス」の活躍もあり、
「ドラえもん」達は
「鉄人兵団」相手に健闘する。

しかし、
業を煮やした「総司令官」は、
「母艦」を出撃させ
「ザンダクロス」にぶつける。

辛うじて「母艦」を破壊した
「ザンダクロス」であったが、
ほぼ半壊状態となってしまう。

過去の「メカトピア」では、
「しずかちゃん」から事情を聞いた「科学者」が、
「アム」と「イム」に、
「他人を思いやる温かい心」
を組み込もうとする。

しかし、
余命少ない「科学者」は倒れてしまい、
代わりに「リルル」が作業を引き継ぐ。

「リルル」に指示を与え続ける
「科学者」であったが、
作業途中でついに力尽きてしまう。

「他人を思いやる温かい心」
を組み込むために必要な
最後の鍵が何か分からず、
「リルル」は困惑する。

その時、
これまでの
「のび太」や「しずかちゃん」
の姿を思い出した「リルル」は、
2人に教えられた「優しさ」を、
「アム」と「イム」に組み込めば良い事に気付く。

「リルル」は、
自分の胸に残された「2つの星」と、
「しずかちゃん」からもらった
「星のペンダント」を、
「アム」と「イム」の心に組み込む。

「鉄人兵団」の攻撃から、
「ザンダクロス」を盾にして
「のび太」達を守っていた「ピッポ」に、
「自分達は『鉄人兵団』と共に消えてしまう」という
「リルル」の言葉が届く。

既に覚悟を決めていた「ピッポ」は、
「のび太」に間もなく戦いが終わる事を伝える。

やがて、
「鉄人兵団」達は次々に姿を消していく。

だが、
「リルル」と「ピッポ」の体も
次第に実体を失っていく。

そして、
「ピッポ」は「のび太」に、
「『ピッポ』って名前、大好きだよ…」という言葉を、
「リルル」は「しずかちゃん」に、
「天使のようなロボットに生まれ変わったら、お友達になってね…」
という言葉を残して消えてしまう。

人類の危機は回避されたが、
「のび太」達に勝利の喜びはなかった。


後日、
先生に言いつけられ、
教室に居残りをしていた「のび太」の元に、
「ドラえもん」が飛んでくる。

「空き地」でみんなが待っている旨を伝えて、
「ドラえもん」が行ってしまった後、
「のび太」は窓の外に、
「リルル」と
「ピッポ」と思しき影を見る。

「リルル」と「ピッポ」が生まれ変わった
と喜ぶ「のび太」は、
急ぎ「ドラえもん」達に知らせるため、
「空き地」に向かって駆けて行く。



(感想)

初めに、
私個人の率直な感想として、
「少なくとも、失敗リメイクではなく、
見に行って良かったと思える作品」
だと思いました。

「ロボットアニメ」が好きで、
歴代の「ドラえもん」の映画の中でも
1986年版「のび太と鉄人兵団」は、
一番お気に入りの作品だったので、
本作を見る前は、
期待半分、不安半分でした。

しかし本作を見終わって、
泣きこそしなかったものの、
旧作同様「しずかちゃんとリルル」の物語に加え、
「のび太とピッポ」の物語にジンとさせられました。

「ザンダクロスの頭脳が『ピッポ』というキャラクターに変化した」
事を始め、
「ミクロスが意思を持ったロボットに改造されない」
「『しずかちゃん』と『リルル』は、裏山の場面の前に既に出会っていた」
「台詞は原作漫画のものを使っている」
「ザンダクロスの武装が追加された」
等の旧作との違いがありましたが、
見応えのある内容でした。

「鉄人兵団」との戦いを前に決意を固める「のび太」達の姿が、
シルエットで描かれる場面と、
戦いが終わり、
「ピッポ」が消えて落胆する「のび太」達の元に、
「しずかちゃん」がやってくる姿が、
これまたシルエットで描かれる場面が印象的でした。

「しずかちゃんとリルル」の物語については、
もはや言う事はありませんが、
今回、
旧作には登場しない
「ピッポ」という
「ザンダクロスの頭脳」が変化したキャラクターと
「のび太」との物語が加わる事で、
感動が2倍になった気がしました。

旧作で「ザンダクロスの頭脳」は、
「ドラえもん」が無理矢理改造して
味方になりました。

しかし今回は
「改造するのはかわいそう」
と言う事で、
「おはなしボックス」で、
単体で動いて会話できる体になり、
そこから「のび太」達と交流する内に、
最後には、
「のび太と一緒に戦うよ、のび太を助けたいんだ」
と言うまでに変化します。

最初は「人間」を見下して、
悪態ばかりついていた
「ピッポ」が、
考え方を変えていく過程が、
かなり駆け足だった事が否めませんが、
時間の都合上仕方なかったかもしれません。

そして、
旧作では、
「リルル」と「ジュド」の関係は、
具体的に語られる事はありませんでしたが、
今回は、
「リルル」がかつて
「ジュドの頭脳」を助け、
それがきっかけで、
「ピッポ」は「リルル」と
ある種の絆で結ばれていると言う設定が加えられました。

公開前に「ピッポ」のデザインを見た時は、
前作「人魚大海戦」の「ハリ坊」と同じで
芸がないと感じましたが、
実際の映像を見ていると、
憎たらしい第一印象から始まって、
次第に愛着を持って見る事ができました。

「ピッポ」というキャラが新たに追加された事で、
今回は、
「しずかちゃんとリルルとの絆」
「のび太とピッポとの絆」
「リルルとピッポとの絆」
という
「3つの絆」
の物語が中心になったと思いました。


その分、
「本格的なロボットアクション」
を期待すると、
肩透かしを食らう内容とも思えました。

確かに旧作よりもはるかに
「ロボットアクション」の描写は派手になっていましたが、
全体的に占める割合は決して多くはありませんでした。

今回監督が、
周囲には「ロボットアニメ」好きのスタッフが多くいて、
自身も「ガンダム」等の「ロボットアニメ」を
見てきたとコメントしていました。

そのためか、
本作には、
それらの影響を受けたと思える場面が
いくつかありました。

物語冒頭で、
「スネ夫」に、
「ミクロス」を自慢されてくやしがる「のび太」が
「蚊トンボが!」
と言う場面がありました。

この台詞は、
アニメ「機動戦士Zガンダム」で、
主人公の敵である「シロッコ」が、
「落ちろ!蚊トンボ!」
と叫ぶシーンを真似たものだと感じました。

「ザンダクロス」が、
両肩から発射した「ロケットミサイル」が、
白煙を上げて敵に向かう場面は、
「板野サーカス」に見えました。

個人的には、
派手な「ロボットアクション」が
もっと見られる事を期待していましたが、
本作のスタッフの方々は、
「ロボットアニメ制作のプロ」ではないので、
見よう見まねでやったなら、
これが丁度よかったかもしれません。

本格的な「ロボットアクション」を見たいのであれば、
それこそ、
「ガンダム」や「マクロス」
を見ればいいわけですし。

物足りない所があるものの、
クライマックスで、
「鉄人兵団の母艦」を破壊し、
片腕片足の半壊状態になっても、
「のび太」達を守ろうとする
「ザンダクロス」はとてもかっこよく
印象的でした。


さて、
巨大ロボ「ザンダグロス」は、
旧作公開当時、
アニメ「機動戦士Zガンダム」と「機動戦士ガンダムZZ」に登場する
MS(モビルスーツ)「百式」に似ていると、
ファンの間ではささやかれていました。

私としては、
体型は「百式」で、
カラーリングは「Zガンダム」という風に
思っていました。


次に
主題歌については、
旧作の「わたしが不思議」よりも、
今回の「友達の唄」の方が、
明るい気持ちで物語を見終える気がしました。

「わたしが不思議」を聞いたら、
本編クライマックスの悲しい気持ちを
しばらく引きずる感じでしたが、
「友達の唄」だと、
いくらか気持ちを明るくして、
作品を見終える事ができた気がします。


さて一方、
本作に感じた不満点を、
以下に挙げていきたいと思います。

劇中では、
「リルル」・「ピッポ」・「総司令官」
達「メカトピア」のロボットにあった
「3つの星」
について、
具体的な説明がされず、
すっきりしませんでした。

一応設定では、
「感情・欲望・思考」
という
「メカトピアのロボットの心の象徴」
だそうですが、
ちゃんと本編で語ってほしかったです。

それでは、
「リルル」が「ピッポ」に与えたのは、
どの星だったのかというのも気になりました。

また、
最後に「アム」と「イム」に
「2つの星」を組み込みますが、
残り1つが無いため、
「しずかちゃん」からもらった
「星のペンダント」を使いますが、
かなり無茶な展開だと感じました。


そして次に、
近年恒例となっている
有名タレント(?)の方々の
声優としての参加についてです。

今回は、
「総司令官」の声を、
元「極楽とんぼ」の
「加藤浩次さん」が担当していましたが、
旧作版の「総司令官」には
遠く及ばないのは言うまでもありませんが、
(旧作のクライマックスの
「戦争ごっこもここまでだ!」
は鮮明に覚えています)
「雑兵ロボ」の声優として参加していた
「テレビ朝日アナウンサー」の人達の演技が
よりぎこちないせいか、
思ったよりマシに聞こえました。

まあ「加藤さん」自身、
本作公開前にテレビで、
「自分の声の演技には期待しないでほしい」
かのようなコメントをしていたので、
こんなものでしょう。

また、
「のび太のママ」が見ているテレビ番組に登場した
アイドル「福山雅秋」の声を、
「福山雅治さん」が担当していましたが、
ドラマ「ひとつ屋根の下」の頃と変わりない
いつもの口調でした。

別に「ドラえもん」に限った事ではありませんが、
「客寄せパンダ」とも言える
「素人タレントの声優出演」は
何とかならないものでしょうか。

本ブログ製作者様が以前コメントされていましたが、
「ドラえもん」の妹の
「ドラミちゃん」が、
「千秋さん」に交代してから、
「兄より優秀なロボット」
という設定からかけ離れた
「ドラミちゃん」
になってしまった気がします。


その「ドラミちゃん」は、
本作のパンフレットの表紙に載っていながら、
本編での出番は、
未来から「ドラえもん」に電話する場面のみの登場でした。

そして今回、
上記の「千秋さん」の歌う歌を含めた
「挿入歌」がやたら多く、
キャラクターの口パクのシーンが多かったです。

特に、
旧作にもある
「鏡の世界の空き地」での
「バーベキューパーティー」
の場面は、
ちゃんと台詞入りで描いてほしかったです。

以上のような
不満点を挙げましたが、
それでも今回は、
好感を持てた場面の方が多く、
良かったと思います。


さてさて今回、
「このシーンはまるごとカットされるのでは?」
公開前に予想していた、
「しずかちゃん」が「リルル」を介抱する場面が、
描かれていた事に驚かされました。

どこのシーンかは具体的に言えませんが、
いくら今回の監督が女性とは言え、
旧作の公開当時に比べ、
表現に対する規制が厳しくなり、
さらに、
2010年末に、
漫画やアニメの表現を規制するための
新たな条例案が東京都で可決成立するような昨今に、
堂々と描いたのはすごいと思いました。

まあ、
所詮はロボットだからおとがめなしという事かもしれませんが…


何はともあれ、
個人的に今回の映画は、
原作者である「藤子F不二雄先生」没後の
「ドラえもん」の映画の中では、
「太陽王伝説」以来の納得できる作品でした。


それでも、
作品をご覧になった方々の中には、
「やはり旧作やその原作漫画の方がいい!」
「旧作を汚された!」
と思われる方もいると思います。


私個人の見解になりますが、
原作ありきの作品を映像化する際、
成功作となるか失敗作になるかの要因は、
本当にはっきりしないと思います。

それは、
映像化に携わる人間の
力量の問題だけでは片づけられないと思います。


「ムーミン」や「ゲド戦記」のように、
原作者自身が映像化された作品に対し、
苦言を呈する場合もあります。

当の「ドラえもん」も、
一番最初に制作された
「日本テレビ版 ドラえもん」に対し、
「藤子F不二雄先生」自身が不満を感じ、
そのためか、
今現在もソフト化できないと言われています。


次に
「赤毛のアン」のように、
アレンジのしようがなく、
原作をそのまま映像化して、
成功した作品もあります。

また、
「アルプスの少女ハイジ」や
「フランダースの犬」のように、
あまり知名度のない原作が、
携わった人々の工夫により
アレンジされ、
語り継がれる名作となった場合もあります。

しかし中には、
「ハルク」のように、
何度作り直しても、
不人気から抜け出せない作品もあります。


色々ぐたぐた私個人の浅い見解で書きましたが、
結局のところ
「ドラえもん」は、
対象である幼稚園前の子供達が、
見て喜んでくれたら、
それが一番だと思います。

本作を見終わった後、
劇場の売店で、
「ピッポのぬいぐるみ」
等を買っている子供達がたくさんいました。


それを、
往年のファンであるからと言って、
大の大人があれこれ
「最近のドラえもんはダメだ!」
とか
「やめてしまえ!」
というのは大人げない事かもしれません。

かくいう私もこれまで、
同じく幼稚園前の子供を対象にした
「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」、「ウルトラマン」
等について、
あれこれ勝手な意見を主張してきたので、
偉そうな事を言える立場でもありませんが…

とにかく、
その時代その時代の
子供達から愛される
「ドラえもん」
であり続けてほしいと思います。


本作の本編終了後、
「2012年公開」
の次回作の予告がありました。

「巨大鳥モア(?)」に咥えられる
「ドラえもん」の姿のみが描かれましたが
果たしてどんな作品になるのでしょう。

ぜひ今回の勢いを維持し続けてほしいです。

最後に、
2011年5月発売予定の
「ROBOT魂 ザンダクロス」と、
「魂フィーチャーズvol.2」に参考出品された
「ROBOT魂 ドラえもん」と
「S.H.フィギュアーツ のび太」の商品化を
楽しみにしたいと思います。




大変長くなりましたが、
今回はこれまで!



(公開記念プレゼント「変身ザンダドラ」)

(全体図)
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(「変身状態」全体図)
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